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古屋誠一写真展「第一章 妻 1978.2-1981.11」
写大ギャラリー・コレクションより
写大ギャラリーでは同学の卒業生である写真家・古屋誠一の作品『ChristineGössler 1978-1985』のシリーズなどを中心に364点をコレクションしました。
古屋誠一は東京写真大学短期大学部(現・東京工芸大学)を卒業後、1973年、23歳のときに横浜港からナホトカ号、シベリア鉄道などを乗り継ぎ、ヨーロッパへ向かいました。二度と日本に帰らない、という強い意思をもった旅立ちでした。
ウィーンで数年を過ごしたのち、オーストリア第二の都市グラーツでクリスティーネ・ゲスラー(Christine Gössler)という一人の女性と出会い、結婚。その後一児をもうけます。古屋はクリスティーネと出会った直後からその姿を撮り始め、結婚後も日常的に撮り続けました。やがてクリスティーネは病を患った末に東ベルリンのアパートの上階から身を投げます。
古屋がクリスティーネと過ごした歳月は7年と8ヶ月ほど。その日々を『Mémoires(メモワール)』と題した5冊の写真集として上梓。彼女の死後、二人が過ごした3倍近い歳月(最初の発刊から21年)をかけて断続的に発行され続けてきたものです。
今回、写大ギャラリーに収蔵された作品は古屋とクリスティーネが共に過ごした歳月をほぼ完全に網羅する貴重なものです。古屋がクリスティーネに最初にカメラを向けた初々しい一枚、そしてクリスティーネが亡くなる前日に東ドイツのポツダムで撮られた一枚が含まれています。
本展ではそれらの作品群から、第一章、第二章と2回にわけて、古屋誠一の世界を紹介します。
Event Information
- 展覧会名
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古屋誠一写真展「第一章 妻 1978.2-1981.11」
写大ギャラリー・コレクションより
- 開催期間
- 2022年6月10日~8月6日 終了しました
- 開館時間
- 10:00~19:00
- 休館日
- 木曜日, 日曜日, 7月18日
- 入館料
無料
- お問い合わせ
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Venue Information
- 会場
- 写大ギャラリー
- 主催
- 東京工芸大学芸術学部