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装いの力-異性装の日本史
男性か女性か―人間を2つの性別によって区分する考え方は、私たちの中に深く根付いています。しかしながら、人々はこの性の境界を、身にまとう衣服によって越える試みをしばしば行ってきました。社会的・文化的な性別を区分するための記号である衣服をもって、生物学的に与えられた性とは異なる性となるのです。もちろん、異性装を実践した人物の性自認や性的指向は非常に多様なものであり、それらが異性装とともに必ずしも自動的に変化するということはありません。
本展では、絵画、衣裳、写真、映像、漫画など様々な作品を通して各時代の異性装の様相を通覧し、性の越境を可能とする「装いの力」について考察します。特に現代では森村泰昌の作品やダムタイプのパフォーマンス記録映像の展示のほか、1989年12月に始まったドラァグクイーンによるエンターテインメントダンスパーティー“DIAMONDS ARE FOREVER”メンバーによる、本展のためのスペシャルなインスタレーションが展開されます。
近年では、人間に固定の性別はなく、従って「男性/女性」という二者択一の規定を取り払い、多様な性のあり方について理解し、認め合うという動きがでてきたものの、実際には性別における二項対立の構図はいまだに様々な場面で目にするものでしょう。男らしさ、女らしさとは何なのか。日本における異性装の系譜の一端を辿ることで、それらがどのように表現されてきたのかということを探り、「異性装」という営みの「これまで」と「これから」について考えます。
※会期中、一部展示替えがあります。
【前期:9月3日~10月2日】
A期間:9月3日~9月19日/B期間:9月21日~10月2日
【後期:10月4日~10月30日】
C期間:10月4日~10月16日/D期間:10月18日~10月30日
※土・日曜日、祝休日、最終週は「日時指定予約制」です。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展覧会の会期・開館時間・イベント等が変更・中止となる場合があります。最新情報は美術館公式サイトまたは公式SNS等でご確認ください。
Event Information
- 展覧会名
- 装いの力-異性装の日本史
- 開催期間
- 2022年9月3日~10月30日 終了しました
- 開館時間
-
10:00~18:00
※毎週金曜日は20:00まで
※入館はいずれも閉館時間の30分前まで
※本展会期中、毎週金曜日の館内建築ツアーは中止します
- 休館日
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月曜日 (ただし、9月19日、10月10日は開館)
9月20日, 10月11日
- 入館料
一般1000円、大学生800円、高校生・60歳以上500円、小中学生100円
※土・日曜日・祝休日は小中学生無料
※毎週金曜日は渋谷区民無料
※障がい者及び付添の方1名は無料【リピーター割引】
観覧日翌日以降の本展期間中、有料の入館券の半券と引き換えに、通常料金から2割引きでご入館できます。★土・日曜日、祝日・最終週は「日時指定予約制」
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、土・日曜日、祝日、および10月25日(火)以降の最終週は「日時指定予約制」となっております。
美術館公式サイトより日時指定予約をお願いします。お出かけの際は、最新の情報をご確認ください。
- 公式サイト
- https://shoto-museum.jp
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 渋谷区立松濤美術館
- 主催
- 渋谷区立松濤美術館
Ticket Present
本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2022年9月30日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。