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こわくて、たのしいスイスの絵本

フェリックス・ホフマン
『おおかみと七ひきのこやぎ』《こやぎたちドアをあける》
1957年 ©Felix Hoffmann 小さな絵本美術館蔵

フェリックス・ホフマン
『スイスの伝説』《小僧がどうやってヨーデルを習ったか》
1971年 ©Felix Hoffmann 小さな絵本美術館蔵

エルンスト・クライドルフ
『花を棲みかに(春の使い)』《まま母さん》
1926年 小さな絵本美術館蔵

ハンス・フィッシャー
『ブレーメンのおんがくたい』《動物たち騒ぐ》
1940年頃 ©Hans Fischer 小さな絵本美術館蔵

ハンス・フィッシャー
『こねこのぴっち』《扉》
1948年 ©Hans Fischer 小さな絵本美術館蔵

ベルンに生まれたエルンスト・クライドルフ(1863-1956)は、アルプスの草花を擬人化した『花のメルヘン』をはじめ、数々の絵本を手がけ、絵本文化が花ひらいた当時のヨーロッパで、その先駆けのひとりとなりました。ハンス・フィッシャー(1909-1958)は、勢いのある線を重ねて絵を描き、『ブレーメンのおんがくたい』や、『こねこのぴっち』などを発表し、人気を博します。フェリックス・ホフマン(1911-1975)がわが子へ贈るために手作りした『おおかみと七ひきのこやぎ』は、日本でも長く愛される絵本となっています。また、『スイスの伝説』ではユーモアあふれる挿絵も描きました。

草花や風俗、地方の伝説などを通じ、スイスらしさをそれぞれに表現した彼らが手がけた絵本や挿絵には、楽しそうに見えていてもじつはこわい場面や、こわそうに見えていても楽しい場面が描かれています。

アサヒビール大山崎山荘美術館の本館である大山崎山荘を建てた加賀正太郎は、スイスの名峰ユングフラウに登頂した初めての日本人として山岳史に名をのこしています。加賀は山を愛し、自然をいつくしみました。この大山崎とスイスの交流を記念して、長野県にある小さな絵本美術館協力のもと、3作家の原画やリトグラフ、手描き絵本など約70点をご紹介します。すこしこわいけれど、楽しいスイスの絵本の世界をお楽しみください。

Event Information

展覧会名
こわくて、たのしいスイスの絵本
開催期間
2022年9月17日~12月25日 終了しました
開館時間
10:00~17:00
(最終入館 16:30)
休館日
月曜日 (ただし、9月19日、10月10日、11月21日・28日は開館)
9月20日, 10月11日
入館料

一般900円(800円)、高大生500円(400円)
中学生以下無料、障害者手帳をお持ちの方300円
※( )内は20名以上の団体の場合

公式サイト
https://www.asahigroup-oyamazaki.com
お問い合わせ

075-957-3123(総合案内)

Venue Information

会場
アサヒグループ大山崎山荘美術館
主催
アサヒビール大山崎山荘美術館
協力

一般財団法人小さな絵本美術館

企画協力

神戸新聞社

Ticket Present

本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2022年10月10日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。