終了

嵯峨嵐山文華館×福田美術館二館共催

企画展「芭蕉と蕪村と若冲」

松尾芭蕉
《野ざらし紀行図巻》
(冒頭・野ざらしを 部分)

松尾芭蕉
《野ざらし紀行図巻》
(大井川・秋の日の/道のべの/馬に寝て 部分)

松尾芭蕉
《野ざらし紀行図巻》
(白けしに/牡丹蕊/甲斐・行駒の/江戸・夏衣 部分)

与謝蕪村《猛虎飛瀑図》

伊藤若冲《仔犬図》

俳諧という文芸を和歌とならぶ文学的地位へ高めた松尾芭蕉。この度、芭蕉が40代の頃に自書した《野ざらし紀行図巻》が約50年ぶりに再発見され、福田美術館にて初公開されます。

芭蕉の死後50年が経過した1743年頃から、芭蕉を顕彰する動きが盛んになりました。この運動を京都で牽引したのが与謝蕪村です。蕪村は20代から江戸で俳諧を学んだ後、およそ10年間かけて、北関東から東北地方を僧侶として遊歴。各地の歌枕や芭蕉が訪ねた場所を巡りました。42歳頃から京都に定住し、中国の南宗画に学びながら山水図を描き、以後絵と発句を書き添えた「俳画」という新しいジャンルを確立しました。
本展は、与謝蕪村と蕪村が憧れた松尾芭蕉、蕪村と同じ年に生まれた伊藤若冲、三人の足跡を辿るものです。

蕪村と同じ年に京都で生まれた伊藤若冲は、四条通界隈の非常に近い場所に住んでいたにもかかわらず、互いの交流を示す史料は確認されていません。第2会場となる福田美術館では、松尾芭蕉の《野ざらし紀行図巻》の特別公開(2F展示室/通期/全て公開)とともに、若冲筆の《蕪に双鶏図》や蕪村筆《猛虎飛瀑図》など、若冲と蕪村の代表作を多数展示します。

※前後期で展示替えあり
前期:2022年10月22日~11月28日
後期:11月30日~2023年1月9日

Event Information

展覧会名
嵯峨嵐山文華館×福田美術館二館共催
企画展「芭蕉と蕪村と若冲」
開催期間
2022年10月22日~2023年1月9日 終了しました
開館時間
10:00~17:00
(最終入館16:30)
休館日
11月29日, 年末年始:12月30日~1月1日
入館料

【福田美術館】
一般・大学生¥1,300/高校生¥700/小中学生¥400
障がい者と介添人1名まで各¥700

【嵯峨嵐山文華館と福田美術館の二館共通券】
一般・大学生¥2,000/高校生¥1,000/小中学生¥550
障がい者と介添人1名まで各¥1,000

公式サイト
https://fukuda-art-museum.jp/
お問い合わせ

075-863-0606

メールでのお問い合わせはこちら

Venue Information

会場
福田美術館 嵯峨嵐山文華館
主催
嵯峨嵐山文華館・福田美術館