これから開催

特別展

日本画の棲み家

望月玉泉《雪中蘆雁図》明治41年(1908)
泉屋博古館東京

狩野芳崖《寿老人図》 明治10年代前半頃(1877-82)
泉屋博古館東京

明治時代における西洋文化の到来は、絵画を鑑賞する場に地殻変動をもたらしました。特に展覧会制度の導入は、床の間や座敷を「棲み家」とした日本絵画を展覧会場へと住み替えさせました。その結果、巨大で濃彩な作品が増えるなど、新しい「家」にふさわしい絵画表現へと大きくシフトしていきます。このような時代のなかで集められた住友の日本画は、むしろ邸宅を飾るために描かれたもので、来客を迎えるための屏風や床映えする掛軸など、展覧会を舞台とする「展覧会芸術」とは逆行する「柔和な」性質と「吉祥的」内容を備えています。
本展では、今日その姿を消しつつある日本画の「棲み家」に光を当てることで、床の間や座敷を飾る日本画の魅力とその行方を紹介します。

Event Information

展覧会名
特別展
日本画の棲み家
開催期間
2023年11月2日~12月17日
開館時間
11:00~18:00
※金曜日は19:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日 ※祝日の場合は開館、翌平日休館
入館料

一般1,200円(1,000円)、高大生800円(700円)

※20名以上の団体は( )内の割引料金
※障がい者手帳ご呈示の方は本人および同伴者1名まで無料

公式サイト
https://sen-oku.or.jp/tokyo/
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information