終了

イサム・ノグチTOOLS

ニューヨークのマクドゥガル・アレーのスタジオにて
(1946 年)
photo: Eliot Elisofon.
©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York /
ARS - JASPAR / Time LIFE

イサム・ノグチが用いた大工道具(鋸)
Saws used by Isamu Noguchi 2.

イサム・ノグチが用いた石工道具
Masonry tools used by Isamu Noguchi 3.

〈あかり〉の製作道具(オゼキ社提供)
Tools for making 〈AKARI〉 (courtesy of Ozeki Co., Ltd.) 5.

光の彫刻〈あかり〉
Light Sculpture 〈AKARI〉 9.

20世紀を代表する彫刻家イサム・ノグチ(1904-1988)。彼は、木や石はもちろん、金属や粘土、時には紙など、さまざまな素材を用いて作品制作に取り組んだことでも知られています。その幅広い創作活動は、少年時に茅ヶ崎の自宅「三角の家」を新築する際に知り合った大工から木工の手ほどきを受け、道具一式を携えて太平洋を渡った時にすでに始まっていたと言えるでしょう。

彼が用いた道具の一部はニューヨークのノグチ・ミュージアムに保存されています。それらは西洋の道具と日本の道具が入り混じったものであり、日本人の父とアメリカ人の母のもとに生まれ、東西ハイブリッドな個性を有したノグチらしい国際的なコレクションになっています。

ノグチは最終的に花崗岩や玄武岩などの硬い石を用いた彫刻にたどり着き、アトリエを香川県の牟礼町に築きます。それは硬い石を加工できる石工の職人技を求めた結果でもありました。本展では、実際にノグチが使用した「道具」を通して、作品の制作過程において「素材」と「技術」がいかに密接に関係していたのかを紐解いていきます。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、会期やイベント情報が変更となる場合があります。最新の情報は館公式サイトをご確認ください。

Event Information

展覧会名
イサム・ノグチTOOLS
開催期間
2023年3月4日~5月7日 終了しました
開館時間
09:30~16:30
※入館は16:00まで
休館日
月曜日 (祝日の場合は翌日)
入館料

一般700円、大高生・65歳以上の方500円、中学生以下無料

※常設展観覧料も含む

公式サイト
https://www.dougukan.jp/special_exhibition/isamunoguchitools
お問い合わせ

078-242-0216

Venue Information

会場
竹中大工道具館
主催
竹中大工道具館、KOSMOS 実行委員会