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八幡はるみ GARDEN

八幡はるみ《GARDEN 初夏》2008-23年

八幡はるみ《Flower bed 2023 version》2023年

八幡はるみ《Shangrila》2009年

美しく咲き誇る花々、まばゆい光につつまれた溢れんばかりの緑。色あざやかな植物たちが大画面を埋め尽くす、八幡はるみのかぐわしき染色の世界をご紹介します。

八幡はるみ(一九五六年生まれ)は京都市立芸術大学で染色を学びました。一九九〇年代初頭、楮紙(こうぞし)をベースに「型」や「版」の技法を用いて、「青海波(せいがいは)」などの古典文様を四曲一双屏風にダイナミックに展開した「水のシリーズ」等の発表によって、八幡は染色の枠に収まらない規格破りのアーティストとして知られるようになりました。その後、八幡は、ろうけつ染めや金銀箔をコラージュするなど、伝統的な技を活かしながら、量産にも耐えうるスクリーン・プリントを導入。時代にあった色彩感覚をとりこんでいくなどして、従来の染色がもっていた世界観を次々と解放していきます。

二〇〇〇年代に入り、布に凹凸をつけてかたちづくった溝に染料を流し込んでいく「シェイプド・ダイ」という絞り染め技法を開発した八幡の表現は、より即興的に、より感覚的に、より色彩豊かに花開いていきます。
近年は、コンピューターによる画像加工やインクジェットプリントにも取り組んでおり、デジタル技術を取り入れた八幡の挑戦は、染色表現の地平をひろげ続けています。

色彩を開放し、技術革新に挑み、あらたな染色の魅力を発信しつづける八幡はるみの、一九九〇年代の創成期から二〇二三年の最新作までを展観いたします。

Event Information

展覧会名
八幡はるみ GARDEN
開催期間
2023年4月21日~8月27日 終了しました
開館時間
10:00~17:30
土・日・祝は10:00~17:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日 (5月1日、7月17日、8月14日は開館) 、7月18日
入館料

一般1,300円(10名様以上1,100円)、小・中・高生500円、小学生未満無料
※音声ガイド無料サービス有

公式サイト
https://www.mazak-art.com
お問い合わせ

052-937-3737

Venue Information

会場
ヤマザキマザック美術館
主催
ヤマザキマザック美術館、中日新聞社