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凱旋!岡本太郎

岡本太郎《森の掟》1950年

岡本太郎《こどもの樹》1985年

岡本太郎《若い夢》1974年

岡本太郎《太陽の塔》1970年

2022年から23年にかけて全国3都市、大阪・東京・愛知で行われた大規模巡回展から帰ってきた当館の岡本太郎コレクション。
展覧会にあわせた関連番組も話題となり、あらためて、子どもから大人まで幅広い世代から関心を集めるなかで、ご当地川崎への「凱旋」展覧会となります。

岡本太郎は、漫画家・岡本一平と小説家・岡本かの子を両親に生まれ、絵を志したパリ留学で、現地の抽象芸術グループで前衛芸術家や思想家と交流を深めます。美術のみならず、パリ大学で哲学や民族学を学んだこともその後の岡本の思想の軸を形づくるものでした。意に反した戦争への従軍を経て、敗戦後の日本で制作活動を再開しますが、画家としての枠をはるかに超えて、壁画やモニュメントの制作をはじめ、さまざまな芸術運動への参加、デザインや建築への関わり、日本各地への取材と撮影、多くの著作とメディア出演といった八面六臂の活動で、ひろく多面的な足跡を残しました。中でも岡本太郎の代名詞というべき「太陽の塔」は、1970年の大阪万博のテーマ館という役割に留まらず、日本の高度成長期の時代の象徴であると同時に、今なお時を越えて親しまれるアイコンでもあります。

本展ではあらためて岡本太郎の魅力を、常設と企画の両方の展示スペースをもちいて、全館でたっぷりお披露目いたします。人気の代表作はもちろんのこと、家具やグッズ等のインダストリアルデザイン、制作過程を裏打ちするドローイング、岡本の民族学的視点が際立つ写真など、これまで未公開だった資料も含めて展示いたします。また夏休みにあわせて、子ども向けワークシートの配布や展示室でのスケッチも楽しんでいただけます。
ぜひ岡本太郎の面白さと奥深さをご体感ください。

Event Information

展覧会名
凱旋!岡本太郎
開催期間
2023年7月8日~10月1日 終了しました
開館時間
09:30~17:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日 (7月17日、9月18日を除く)、7月18日(火)、9月19日(火)
入館料

一般800(640)円、高・大学生・65 歳以上600(480)円、中学生以下は無料
※( )内は20名以上の団体料金

公式サイト
https://www.taromuseum.jp
お問い合わせ

044-900-9898

Venue Information

会場
川崎市岡本太郎美術館
主催
川崎市岡本太郎美術館
協賛

株式会社堀内カラー

同時開催

展示イベント「超凱旋!タローマン」 会期:7月8日(土)~8月31日(木)