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渋谷区立松濤美術館 開館40周年記念

白井晟一 入門

《懐霄館(親和銀行電算事務センター)》
1973-75 年 撮影:柿沼守利

《燭台風スタンドライト》
白井晟一研究所

《中央公論社 中公文庫装丁デザイン画》
白井晟一建築研究所(アトリエNo.5)

《渋谷区立松濤美術館》外観
写真:©村井修

《煥乎堂》1953〜54年
撮影:間世潜
協力:はこだてフォトアーカイブス

白井晟一(1905~1983)は京都で生まれ、京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)図案科卒業後、ドイツで哲学を学ぶなど異色の経歴をもつ建築家です。林芙美子などと交流した滞欧期を経て帰国後、義兄の画家・近藤浩一路の自邸の設計を手掛けたことを契機に独学で建築家への道に進みました。その後「歓帰荘」「秋ノ宮村役場」といった初期の木造の個人住宅・公共建築から、「親和銀行本店」「ノアビル」「渋谷区立松濤美術館」など後期の記念碑的建築まで、多くの記憶に残る作品を残しました。そのユニークなスタイルから「哲学の建築家」などとも評されてきました。
一方で、建築以外の分野でも才能を発揮し、多くの装丁デザインを手がけ、そのなかには「中公新書」の書籍装丁など現在まで使用されているものもあります。また著作や、書家としての活動など、建築の枠組みを超え、形や空間に対する思索を続けました。

本展は、初期から晩年までの白井建築や、その多彩な活動の全体像にふれる、いわば白井晟一入門編として構成するものです。
第1部では白井晟一の設計した展示室でオリジナル図面、建築模型、装丁デザイン画、書などを、白井晟一研究所のアーカイヴを中心に展示し、その活動をたどります。第2部では、晩年の代表的建築のひとつである松濤美術館そのものに焦点をあてます。長年、展示向けに壁面等が設置されている展示室を、白井がイメージした当初の姿に近づけ公開します。

【会期】
第1部/白井晟一クロニクル 2021年10月23日(土)~12月12日(日)
第2部/Back to 1981 建物公開 2022年1月4日(火)~1月30日(日)

※会期中、一部展示替えがあります

※新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、土・日曜日、祝日および最終週(第1部 12月7日(火)~12日(日)、第2部 1月25日(火)~30日(日))は「日時指定制」となります。詳細は美術館公式サイトをご覧ください。

Event Information

展覧会名
渋谷区立松濤美術館 開館40周年記念
白井晟一 入門
開催期間
2021年10月23日~2022年1月30日 終了しました
開館時間
10:00~18:00
入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日, 11月4日, 1月12日
ただし、1月10日は開館 ※12月13日~2022年1月4日は休館
入館料

一般1,000円(800円)、大学生800円(640円)、高校生・60歳以上500円(400円)、小中学生100円(80円)
※( )内は渋谷区民の入館料
※土・日曜日、祝休日は小中学生無料
※毎週金曜日は渋谷区民無料
※障がい者及び付添の方1名は無料

【リピーター割引】
観覧日翌日以降の本展会期中、有料の入館券の半券と引き換えに、通常料金から2割引きでご入館できます。

公式サイト
https://shoto-museum.jp
お問い合わせ

03-3465-9421

Venue Information

会場
渋谷区立松濤美術館
主催
渋谷区立松濤美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
チケットプレゼント

本展のチケットを5組10名様にプレゼント!

〆切は2021年12月1日まで。応募はこちら

※当選は発送をもって代えさせていただきます。