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2024年11月1日
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「村上隆 もののけ 京都」/京都市京セラ美術館
京都市京セラ美術館で2024年9月1日まで開催中の「村上隆 もののけ 京都」。本展は、現代美術の最前線で活躍する村上隆の国内で約8年ぶり、また京都では初となる大規模個展です。
本特集では、新作・国内初公開を数多く含む約170点が勢揃いした本展の魅力や見どころ、オリジナルグッズなどを、ななせさんと一緒にご紹介していきます!
ぜひ最後までチェックしてみてください。
本展の会場は大きく6つのセクションから構成されていて、それぞれのセクションごとに異なった村上隆の魅力を楽しめるようになっています。
最初の展示室となるセクション1「もののけ洛中洛外図」では、全長13mにもおよぶ、村上版「洛中洛外図」・《洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip》(2023-2024)が鑑賞者をお出迎え。
京都のようすを俯瞰して描いた「洛中洛外図」は、室町時代末期から江戸時代にかけて数多く制作されたもので、本作はその中でも岩佐又兵衛による屏風絵をもとに作成されています。
画像のスキャンをAIで線画化して、それをあらためて人の手で描き直したという本作。
所々に「お花」やドクロといった村上らしいモチーフが隠されていて、近づいたり離れたりしながら、宝探しのような感覚で鑑賞できる作品となっています。
「村上隆もののけ 京都」展示風景、京都市京セラ美術館、2024年
©2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
セクション3「DOB往還記」には、1993年に村上が生み出した代表的なキャラクター「DOB」を中心に、数多くの立体作品やキャラクター作品が展示されています。
村上が提唱した「スーパーフラット(*)」を体感できるのはもちろん、ポップで可愛らしい立体作品との撮影も楽しめる空間になっていました。
*スーパーフラット:伝統的な日本画から現代のアニメや漫画まで、ジャンルや時代を超えて共通して見られる日本独自の平面的で装飾的な表現を指すとともに、さらにはそれを思想や文化的特徴などにまで拡張して捉えた概念のこと。
「村上隆もののけ 京都」展示風景、京都市京セラ美術館、2024年
©2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
セクション4「風神雷神ワンダーランド」は、本展の目玉とも言える空間。
メインビジュアルとして使われている《金色の空の夏のお花畑》(2023-2024)をはじめ、《風神図》《雷神図》(ともに2023-2024)や《雲竜赤変図《辻惟雄先生に「あなた、たまには自分で描いたらどうなの?」と嫌味を言われて腹が立って自分で描いたバージョン》》(2010)など、圧巻の大型作品が所狭しと並んでいます。
これらは、尾形光琳や俵屋宗達といった京都を中心に活躍した絵師に挑んだ作品となっているため、それぞれの作品と見比べることで、より一層「村上隆らしさ」を感じることができるでしょう。
例えば、厳格なイメージのある風神雷神も、村上によって描かれると柔らかく、力の抜けた現代的な姿に早変わり。
また《金色の空の夏のお花畑》(2023-2024)は、光琳の《孔雀立葵図屏風》の立葵を思わせるお花が、入道雲を背景に広がるシリーズの最新作。
本展のために描かれた今作は、背景が金箔を貼った琳派風の黄金の空に変わっているので、ぜひとも注目して見てみてください!
「村上隆もののけ 京都」展示風景、京都市京セラ美術館、2024年
©2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
会場内には他にも、セクション2「四神と六角螺旋堂」、セクション5「もののけ遊戯譚」、セクション6「五山くんと古都歳時記」と気になる空間・作品が目白押しです。
「村上隆もののけ 京都」展示風景、京都市京セラ美術館、2024年
©2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
俳優・山﨑賢人さんが担当する音声ガイドを聴きながら、ゆっくりと作品を鑑賞したり、お気に入りの作品と写真を撮ったりと、さまざまな楽しみ方ができる魅力あふれる展覧会となっています。
2022年11月、東京・歌舞伎座での市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行で大きな話題となった祝幕《2020 十三代目市川團十郎白猿 襲名十八番》。
本展では、その話題となった祝幕の原画を展示しています。
京都・南座のようす(2023年11月14日撮影)
歌舞伎十八番の演目がいきいきと鮮やかに描かれた祝幕の原画を、ぜひ会場でじっくりと観てみてください!
また会場限定のオリジナルグッズも多数販売されていて、こちらも見逃せません!
ポストカードやステッカーといった定番グッズから、《金色の空の夏のお花畑》(2023-2024)がデザインされた「ストロベリーピスタチオ缶」や「ショッパー」、さらにはお土産にもぴったりな八ツ橋など、ついつい手にとってしまいたくなるものばかり。
お財布と荷物には余裕を持って行くのがおすすめです!
本展の会期は、2024年2月3日から9月1日までの約7ヶ月間。春休みや夏休みなどと合わせて、全国各地から訪れやすいのが嬉しいポイント。
展示作品を鑑賞してから京都を歩けば、これまでとはまた違った魅力が見えてくるはず!
国内で約8年ぶりとなる村上隆の大規模個展。この機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。