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松谷武判 Takesada Matsutani

《二つの形》 2022 作家蔵 Courtesy the artist and Hauser & Wirth ©Takesada Matsutani Photo: Nicolas Brasseur

パリ、バスティーユのアトリエにて制作中の松谷武判、2019 Photo: Michel Lunardelli

《雫》1985 東京オペラシティ アートギャラリー蔵

松谷武判(1937-)は、60年を越える活動を通して、物質が示す表情や肌理(きめ)、存在感と生命の波動、流動を交錯させる優れた制作をつづけてきました。
1960年代前半に当時の新素材であるビニール系接着剤(ボンド)を使って有機的フォルムを生み出す作品で具体美術協会の第二世代の作家として頭角を現します。
1966年の渡仏後は、パリを拠点に版画制作に取り組み、独自の形態言語による空間表現を深め、やがて幾何学的な色面によるハードエッジの表現に移行。
のち改めてビニール系接着剤による有機的フォルムに鉛筆の黒鉛を重ねた作品で独自の境地をひらきます。
それとともに作品は空間や建築をとりこんだインスタレーションの形をとることも多くなり、同時にパフォーマンスなどでも独自の個性を発揮しています。
半世紀以上にわたりパリを拠点に制作をつづける松谷は、2017年のヴェネツィア・ビエンナーレ、2019年のパリ、ポンピドゥー・センターでの回顧展など、近年国際的な評価を高めています。
さまざまな物質が示す表情に生身の身体と五感で対峙し、それらを時間と運動の相のもとに作品化する松谷の活動。
本展は、初期から最新作を含む作品、資料、映像などによってその全貌を紹介します。

Event Information

展覧会名
松谷武判 Takesada Matsutani
開催期間
2024年10月3日~12月17日
開館時間
11:00~19:00
(入場は18:30まで)
休館日
月曜日 (祝休日の場合翌火曜日)
入館料

一般1,600 [1,400]円/大・高生1,000 [800]円/中学生以下無料
*同時開催「抽象の小径|収蔵品展081 寺田コレクションより」「project N 96 ナカバヤシアリサ」の入場料を含みます。
*[  ]内は各種割引料金。障害者手帳等をお持ちの方および付添1名は無料。
*割引の併用および入場料の払い戻しはできません。

公式サイト
https://www.operacity.jp/ag/
お問い合わせ

050-5541-8600 (ハローダイヤル)

Venue Information

会場
東京オペラシティ アートギャラリー
主催
公益財団法人 東京オペラシティ文化財団