これから開催

細見コレクション

若冲と江戸絵画

伊藤若冲 《雪中雄鶏図》 江戸中期 細見美術館蔵

伊藤若冲 《糸瓜群虫図》 江戸中期 細見美術館蔵

伊藤若冲 《鼠婚礼図》 寛政8年(1796)頃 細見美術館蔵

若演 《釣瓶に鶏図》 江戸後期 細見美術館蔵

池大雅 《児島湾真景図》 江戸中期 細見美術館蔵

江戸時代絵画を代表する絵師として知られる伊藤若冲(1716~1800)。精緻な描写、鮮やかな色彩や自由闊達な水墨表現は、対象を独自の視点で捉えた瑞々しい絵画世界を形成し、多くの人を魅了しています。

細見コレクションの若冲作品の特徴は、初期作と晩年作が見られるところにあります。彩色画の《雪中雄鶏図》や《糸瓜群虫図》は30代の作。早くも若冲の独創的な描写が見出され、のちの《動植綵絵》(皇居三の丸尚蔵館)につながる重要な作品と位置づけられています。

一方で、若冲の画業において質・量ともに見逃せない水墨画は、細見コレクションでも大きな割合を占めています。80代の筆とされる《群鶏図》や《鼠婚礼図》など、絶妙な墨技によって動物を表情豊かに描いています。

本展では、細見コレクションより若冲とその弟子とされる若演の作品のほか、江戸時代のさまざまな絵師による作品を展観、若冲と江戸時代絵画の豊かな表現を紹介します。

Event Information

展覧会名
細見コレクション
若冲と江戸絵画
開催期間
2025年3月1日~5月11日
開館時間
10:00~17:00
休館日
月曜日 (ただし、5月5日は開館)、5月7日
入館料

一般 1,800円 学生 1,300円
※事前予約不要。混雑時は入場をお待ちいただく場合があります。

公式サイト
https://www.emuseum.or.jp/
お問い合わせ

075-752-5555

Venue Information