これから開催

朝日新聞名古屋本社発刊90周年記念

松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―

本展覧会は、世界的前衛芸術家・草間彌生(1929~)の版画の世界をご紹介する展覧会です。草間彌生は1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレにおいて、日本を代表する作家として世界の舞台へと立ちますが、その前後で積極的に版画制作に取り組んだことも、現在の評価につながる大きな原動力となりました。
草間彌生は1979年に版画作品を初めて発表します。そこには米国から帰国後の死や苦悩をテーマにした作品とは対照的に、華やかなモチーフが色彩豊かに表現されています。それまでの抽象的な表現に加え、南瓜、ドレス、葡萄、花や蝶など日常的なモチーフが網目や水玉で構成され、明瞭な色彩をまといます。網目や水玉の増殖が創作活動の根幹にあった草間と、複製芸術である版画は必然的に出合ったと言っても過言ではないでしょう。
近年は、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた連作や、モノクロームの大型シルクスクリーン作品「愛はとこしえ」シリーズなど、特徴的な作品を発表しています。
本展覧会では、世界最大級の草間コレクションを誇る草間彌生の故郷・長野県松本市にある松本市美術館が所蔵する作品から厳選した作品に作家蔵を加えた約160点で草間彌生の版画芸術の魅力と軌跡を展観します。

Event Information

展覧会名
朝日新聞名古屋本社発刊90周年記念
松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―
開催期間
2025年9月27日~11月16日
開館時間
10:00~18:00
※入館は閉館の30分前まで
入館料

一般1,800円(1,600円)、高大生1,300円(1,100円)、小中生600円(400円)
※すべて税込
※( )は前売・優待料金
※前売券は9月26日(金)までの販売
※未就学児以下無料(要保護者同伴)
※障がい者手帳(身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳)、小児慢性疾患手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、デジタル障害者手帳「ミライロID」をご提示の方、およびその介添えのための同伴者1名様まで無料
※学生料金で入場の際には要学生証提示

公式サイト
https://www.nagoyatv.com/program_event/yayoikusamaprintworks.html
お問い合わせ

050-1782-7000(松坂屋名古屋店大代表)

Venue Information

会場
松坂屋美術館
主催
松坂屋美術館、朝日新聞社、メ~テレ