
テーマは『世界の終わり』。ホラー体験が楽しめる展覧会が7月開催!【六本木ミュージアム】
2025年6月19日
「イトウ先生と美術のさしすせそ」は、最近アートが好きになった編集者のミワちゃんが、イトウハジメ先生に美術について質問したり、ああでもないこうでもないと話したりする不定期連載です。
ミワちゃん、何やら考え込んでいるようですが・・・悩む姿が、だんだんあの超有名な彫刻に見えてきませんか?
イトウハジメ。中学の美術講師の日常を、繊細なイラストで投稿したInstagramが大人気に。現在は大学で教壇に立ちながら、美術教育に関する研究をしています。
『美術学生イトウの足跡』『美術学生イトウの微熱』/イースト・プレス その他著書『イトウ先生の世界一わかりやすい美術の授業』/光文社 『イトウ先生、授業の時間です。』『放課後のオレンジ』/KADOKAWA 『美術学生イトウの青春』『僕と小さな怪獣』/イースト・プレスなど。
眉間に深く刻まれたしわ、ごつごつとした逞しい肉体に深刻な表情・・・。
強烈なインパクトをもつこの彫刻は、迫力ある人体表現を得意としたロダンの代表作です。
この作品がもつ背景や重々しい表情の一方で、なぜか愛嬌や親しみを感じることも不思議な魅力だなぁとぼくは感じています。
何かアイデアや解決の糸口が見つかった瞬間、この人物の表情も「あっ」と明るくなるのでしょうか。
そんな場面を想像したら、彼の深い思索の旅もなんだか応援したくなりますね。
悩むとき、ついしちゃう「ロダンポーズ」。
人間をよく観察していたロダンだからこそ、つい誰でもしてしまう仕草を見落とさず、作品にできたのかなぁなんて思います。
世界に7体ある『地獄の門』ですが、実はひとつは上野の国立西洋美術館にあるんです。
この作品の他にも、館内にはロダン作品がたくさん並ぶエリアもあり、リアリティあふれる彫刻作品を間近でみることができますよ!
次回もお楽しみに!