これから開催

没後40年 荻須高徳リトグラフ展

―稲沢市荻須記念美術館コレクション―

《雑貨店》リトグラフ・紙 1986年
稲沢市荻須記念美術館蔵 ©LES AMIS D’OGUISS 2025

《サン・メダールの市場》リトグラフ・紙 1976年
稲沢市荻須記念美術館蔵 ©LES AMIS D’OGUISS 2025

《運河の雪》リトグラフ・紙 1977年
稲沢市荻須記念美術館蔵 ©LES AMIS D’OGUISS 2025

《グラン・カナル》リトグラフ・紙 1981年
稲沢市荻須記念美術館蔵 ©LES AMIS D’OGUISS 2025

《モンマルトル MONTMARTRE, "LE CONSULAT" ET LA BOULANGERIE》 油彩・カンヴァス 1935年
稲沢市荻須記念美術館蔵 ©LES AMIS D’OGUISS 2025

現在の愛知県稲沢市に生まれた荻須高徳は、1927年パリに渡ると戦時中を除く50年以上をパリで暮らし、その街並みを描き続けました。落ち着いた色調の重厚な油彩を多く描きましたが、1967年66歳頃からリトグラフ制作に打ち込み、1986年84歳で亡くなるまでの約20年の間に160点以上のリトグラフ作品を残しています。
荻須が最初に取り組んだモノクロ・リトグラフは、端的で明快な線描の中に、油彩制作で培った確かなデッサン力を見出すことができます。1970年頃からカラー・リトグラフに移行すると、優れた色彩感覚でパリの街並みはもちろんのこと、パリ郊外やヴェネツィアなどの風景を瑞々しく描き出していきます。風景画作品のほかにリトグラフを使った展覧会ポスター、年賀状なども製作しており、シンプルな線描にポップで愛らしい色使いは、荻須リトグラフのもうひとつの魅力といえます。
本展では、稲沢市荻須記念美術館の開館当時、荻須自らが寄贈したリトグラフ作品を中心に、油彩作品を織り交ぜて、日仏両国で高い評価を得た荻須高徳の魅力に迫ります。

Event Information

展覧会名
没後40年 荻須高徳リトグラフ展
―稲沢市荻須記念美術館コレクション―
開催期間
2026年1月30日~3月22日
開館時間
10:00~19:00
(入館は閉館の30分前まで)
休館日
月曜日 (祝日の場合は開館し、翌平日が休館)
入館料

一般900円、学生(高校生以上)・65歳以上450円  中学生以下無料

公式サイト
https://www.yumebi.com/
お問い合わせ

042-621-6777

Venue Information

会場
八王子市夢美術館
主催
公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
イベント①

●オープン初日スペシャルギャラリートーク(申込不要)
稲沢市荻須記念美術館の学芸員河合志穂さんをお招きし、展示室を巡りながら荻須作品の魅力をお話しいただきます。
場  所:八王子市夢美術館 展示室
日  時:2026年1月30日(金)13:00~14:00(約1時間程度)
費  用:無料(ただし観覧料が必要です)

イベント②

●講演会(要申込)「リトグラフをとおしてみる画家荻須高徳」
講  師:河合 志穂(稲沢市荻須記念美術館学芸員)
場  所:いちょうホール(八王子市芸術文化会館)八王子市本町24-1
日  時:2026年2月15日(日)13:30~15:30(約2時間程度)
定  員:先着40名
費  用:無料
申込方法:こちらの申込フォームからご応募ください(1人1回まで)

Ticket Present

本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2026年2月1日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。