これから開催
アート・アーカイヴ資料展XXVIII:
「 幽暗 Shadow World−朦朧と立ち上がる土方巽の振付世界」
土方巽の舞踏は30年にも満たないものの、それでも1959年の〈禁色〉以来の土方巽の舞踏を一望することはむずかしい。とはいえ、土方巽が1970年を境に自らの舞踏を決定的に変えようとしたことは確かです。1960年代に「舞踏の運動」は遂行されましたが、土方巽はともに「運動」を担った舞踏家と決別して、新たな舞踏の創造に向かったのです。
土方巽自身も1973年に舞踏の舞台から降りたことは驚きでしたが、ここから「Butoh Score」として舞踏メソッドの構築に向かいました。本展では「幽霊」というイメージに結びついた特定の動きに注目し、海外の新たな視点と新たな映像の手法を得て、舞踏譜をベースにした土方巽の舞踏メソッドを提示し問いかけます。現在から50年前にあたる1976年から、土方巽による創作活動の流れを俯瞰しつつ、中でも1977年《小林嵯峨舞踏公演》〈にがい光〉と1978年《仁村桃子舞踏公演・アスベスト館松代分室設置記念》〈最初の花〉の二作品を紹介します。
Event Information
- 展覧会名
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アート・アーカイヴ資料展XXVIII:
「 幽暗 Shadow World−朦朧と立ち上がる土方巽の振付世界」
- 開催期間
- 2026年1月19日~3月14日
- 開館時間
- 11:00~18:00
- 休館日
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土曜日、日曜日、祝日
ただし1月31日、3月14日は開館
2月2日、3月9日は休館
- 入館料
無料
- お問い合わせ
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Venue Information
- 主催
- 慶應義塾大学アート・センター