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猪熊克芳個展『Colors Eternal』

Exhibition Visual

猪熊克芳《IN BLUE (Ⅲ) Sep '23》2023、120.0×180.0cm、パネル・板・アクリル・コーヒーパウダー

猪熊克芳《IN BROWN Jun '15》2015, 45.0×20.0cm、額・紙・パステル

猪熊克芳《IN BLACK》1985、44.0×31.5cm、紙・パステル・アクリル

昨年7月に逝去した画家・猪熊克芳(1951-2025)の没後初となる個展を開催します。

没後一年を迎える本展のテーマは「不朽の色彩」。1996年、青木繁大賞受賞を機に、猪熊が本格的に画業へ専念したのは40歳を過ぎてからでした。1970~80年代の具象画を経て、1990年代以降は、青や茶を基調に、矩形の構成による色相表現へと展開していきます。

本展では、最初期の自画像をはじめ、鮮やかな色彩やドリッピングを用いた初期作、「イノクマ・ブルー」と称される究極の青へ深化していく中期作、さらに心停止という極限体験を経て制作された2022年の晩年作品までを展観します。その軌跡を通して、猪熊が追及し続けた色彩空間と表現の変遷を辿ります。猪熊作品の魅力である繊細な絵肌を支えるのは、「ルミナスオペラ」と呼ばれる蛍光マゼンタの下地や、メディウムに混ぜ込まれたコーヒーパウダー。さらに研ぎ出しやサンドペーパーによる削り出しなどの独自の技法が、平面の中に豊かな奥行きと空間性を立ち上げています。とりわけ円熟期の作風を特徴づける深遠な青の色調は、記憶や感情と呼応しながら、鑑賞者を静謐で内省的な空間へと誘います。

“Colors Eternal”――この言葉が示すのは、色彩が鑑賞者の想像力の中で絶えず広がり続け、出会うたびに新たな相貌を見せる、底知れない豊饒性そのものといえるでしょう。具象から抽象、そして深い青へ。色褪せることのない、猪熊克芳の絵画世界にぜひ身を委ねてみてください。

Event Information

展覧会名
猪熊克芳個展『Colors Eternal』
開催期間
2026年7月31日~9月5日
開館時間
11:00~19:00
休館日
月曜日、日曜日
8月8日〜17日(夏季休廊)
公式サイト
https://www.whitestone-gallery.com/blogs/gallery-exhibitions/tyo-n-katsuyoshi-inokuma-072026
お問い合わせ

03-3574-6161

Venue Information

会場
ホワイトストーンギャラリー銀座新館
関連イベント

オープニングレセプション
2026年7月31日(金)  17:00-19:00
個展を記念して、オープニングレセプションを開催します。
※ドリンクサーブあり