これから開催

没後50年  大野麥風展 「魚の画家」

『大日本魚類畫集』第1輯第1回「マダイ」 1937年 姫路市立美術館蔵

『大日本魚類畫集』第2輯第3回「ナマズ」 1938年 姫路市立美術館蔵

『大日本魚類畫集』第1輯第6回「トビウオ」 1938年 姫路市立美術館蔵

『大日本魚類畫集』第2輯第12回「オイカワ」 1939年 姫路市立美術館蔵

大野麥風(1888–1976、本名・要蔵)は東京・本郷に生まれ、長原孝太郎に洋画を学びました。1917(大正6)年頃より日本画へと転じ、卓越した写実表現によって独自の画境を切り拓いた画家です。1925(大正14)年に西宮市へ移住して以降、亡くなるまでのおよそ50年間をこの地で過ごし、その創作活動で西宮の芸術文化を語るうえでも欠かすことのできない足跡を残しました。麥風の代表作『大日本魚類畫集』(1937〜1944年刊)は、西宮書院から刊行された全72点・限定500部の木版画集であり、日本近代版画史を代表する傑作として高く評価されています。麥風は水族館での写生にとどまらず、和歌浦沖では潜水艇に乗って魚の生態を自ら観察するなど、対象への飽くなき探究を重ね、生命感あふれる原画を描き上げました。それらは、彫師・摺師の卓越した技による「原色木版二百度手摺り」と称される精緻な多色摺木版によって鮮やかに摺り上げられ、芸術性と学術性を兼ね備えた比類ない画集として結実しました。

本展では、『大日本魚類畫集』全72点をはじめ、原画や摺り見本などの関連資料を西宮で初めて一堂に公開するとともに、初期の油彩画や国内外の旅先で描かれた風景・風俗画などもあわせて展示します。対象を徹底して見つめる観察眼に貫かれた『大日本魚類畫集』を中心に、西宮で円熟期を迎えた大野麥風の創作の歩みと、その多彩な表現の魅力をご紹介します。

Event Information

展覧会名
没後50年  大野麥風展 「魚の画家」
開催期間
2026年10月31日~12月6日
開館時間
10:00~17:00
(入館は16:30まで)
休館日
水曜日
入館料

一般1,200(1,000)円、高大生600(400)円、小中生400(200)円
*団体料金は各料金から100円割引(20名以上)
*( )内は前売料金。前売券はローソンLoppi(Lコード:51726)または、当館にて販売(10月30日(金)まで)
*西宮市内在住65歳以上の方は600円、西宮市内在住の一般の方は1,000円(いずれも要証明書呈示)
*ココロンカード・のびのびパスポート呈示の小中生は無料
*心身に障害のある方及び介助者1名は無料(要手帳等呈示)

公式サイト
http://otanimuseum.jp/
お問い合わせ

0798-33-0164

Venue Information

会場
西宮市大谷記念美術館
主催
公益財団法人 西宮市大谷記念美術館