終了

ライアン・ガンダー われらの時代のサイン

2000年来のコラボレーション(予言者)2018
公益財団法人石川文化振興財団蔵
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Stevie Dix

最高傑作 2013
公益財団法人石川文化振興財団蔵
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Martin Argyroglo

首にかけた重石(時間を無駄にしなかった証)2019
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: Stevie Dix

ひっくり返ったフランク・ロイド・ライト+遠藤新の椅子、
数インチの雪が積もった後
2022
Courtesy the artist and TARO NASU
photo: David Tolley

「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展 ストーリーはいつも不完全……」展示風景
photo: 中川周

国際的な注目を集めるライアン・ガンダー(1976年イギリス生)の東京で初めての大規模個展。ガンダーの作品は、日常生活で気に留めることすら忘れているあたりまえの物事への着目を出発点として、オブジェ、インスタレーション、絵画、写真、映像などそのジャンルは多岐にわたります。制作の背景には、「見る」ということについての考察や日常経験の鋭い分析など、知的な好奇心が満ちあふれていて、その作品は見る人の思考や創造力を刺激して、私たちにさまざまな問いを抱かせます。意外なもの同士を結びつけ、情報を部分的に隠蔽し、ユーモアをまじえて「そもそも」を考えるきっかけをつくるのは、ガンダーの作品の真骨頂です。作品を前にすれば、思わずクスっとしたあとに、はっとするような発見が待っていることでしょう。新作を含めて空間全体をひとつの作品として創り上げることを目指す今回の個展を、ガンダー自身も楽しみにしています。

本展は当初2021年に開催を予定していましたが、コロナ禍により延期を余儀なくされました。しかし本人の申し出により「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」を代わりに開催し、絶妙な手法で当館の寺田コレクションに新しい光を当ててくれました。困難な状況でも発想の転換でよいものを。これは「創造する力」を信じるガンダーを象徴するできごとでもありました。今回、満を持しての個展に加え、上階では再び「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」を開催します。

Event Information

展覧会名
ライアン・ガンダー われらの時代のサイン
開催期間
2022年7月16日~9月19日 終了しました
開館時間
11:00~19:00
(入場は18:30 まで)
休館日
月曜日 (祝日の場合は翌火曜日)
8月7日
入館料

一般1,400[1,200]円/大・高生1,000[800]円/中学生以下無料

公式サイト
https://www.operacity.jp/ag/
お問い合わせ

050-5541-8600

Venue Information

会場
東京オペラシティ アートギャラリー
主催
(公財)東京オペラシティ文化財団