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クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ
パリ装飾芸術美術館での成功に続き、ロンドン、ニューヨーク(注釈1)と世界を巡回してきた「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展を開催します。本展はディオールと日本との真摯かつ貴重な絆を称える特別な展覧会となります。
OMA(注釈2)のパートナーである建築家、重松象平氏が日本文化へのオマージュとしてデザインした新しい空間演出に導かれ、フロランス・ミュラー氏のキュレーションにより再考案されたこの回顧展では、創設者クリスチャン・ディオールが影響を受けた芸術から、彼の庭園に対する愛、豪華な舞踏会の魔法、ディオールのコレクションに最初から影響を与えていた日本の豊かな創造性への魅力など、素晴らしい発見を伴う75年を超える情熱にスポットが当てられています。ユニークなコラボレーションと相互への賞賛によって結ばれたこの揺るぎない友情は、ほとんどが初公開となる貴重なアーカイブ資料によって映し出されます。
「ニュールック」の永遠の象徴である「バー」スーツをはじめとした、過去から現在までのアクセサリーやオートクチュール モデルの数々。クリスチャン・ディオール、そしてイヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリといった後継者である歴代のクリエイティブ ディレクターたちが考案した作品のひとつひとつが公開されています。本展では、東京都現代美術館が所蔵する貴重な作品や、日本人写真家・高木由利子氏(注釈3)が本展およびポスターのために撮り下ろした写真など、魅力的な作品が展示されます。また、クリスチャン・ディオールの先見性を受け継ぎ、「ディオール レディ アート」や、「レディ ディオール アズ シーン バイ」などで再解釈されたバッグ「レディ ディオール」に加え、「ミス ディオール」、「ジャドール」といった、フレグランスの世界など、ディオールの歴史と絶え間ない創意工夫の賜物である、斬新なアイコンも展示されます。
注釈1 本展覧会は、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館、上海のロング・ミュージアム(西岸館)、中国の成都当代美術館、ニューヨークのブルックリン美術館、ドーハのM7などで開催されました。
注釈2 OMAは、建築、都市計画、文化分析に参画する国際的な建築設計事務所です。ニューヨーク事務所のパートナーである重松象平はアメリカ大陸と日本における多様なポートフォリオを牽引しています。
注釈3 高木由利子氏は今回の回顧展のカタログ撮影を手掛けました。
Event Information
- 展覧会名
- クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ
- 開催期間
- 2022年12月21日~2023年5月28日 終了しました
- 開館時間
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10:00~18:00
(展示室入場は閉館の30分前まで)
- 休館日
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月曜日 (1月2日、1月9日は開館)、12月28日-1月1日、1月10日
- 入館料
一般 2,000 円 / 大学生・専門学校生・65 歳以上 1,300円 / 中高生以下無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 東京都現代美術館
- 主催
- 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館