大正ロマン×百段階段~文豪が誘うノスタルジックの世界~/ホテル雅叙園東京

文化財で文豪の作品世界を体験。6月11日まで開催中【ホテル雅叙園東京】

2023年3月29日

東京都有形文化財「百段階段」で近代文学の名作に触れる展覧会

ホテル雅叙園東京 文化財「百段階段」にて、「大正ロマン×百段階段~文豪が誘うノスタルジックの世界~」が2023年6月11日まで開催中です。

本展は、現代の人気イラストレーターが、日本の近代文学の名作を自由な感性でイラストを添えて絵本感覚で愉しめる「乙女の本棚」シリーズ(立東舎)とのコラボレーションの企画です。

「乙女の本棚」のイラスト作品や、物語にまつわるシーンを再現した空間展示は必見!すでにSNSなどを中心に、多くの反響がある、この春注目の展覧会です。

ここでは、「大正ロマン×百段階段」展の見どころとフォトスポットを中心にご紹介します◎

明治から昭和の文豪たちの作品に入り込める展示

本展では、日本近代文学の中でも、小川未明『月夜とめがね』や萩原朔太郎『猫町』など、明治から昭和初期に発表された物語6作品をセレクトし、文化財「百段階段」の1部屋ごとに再現展示しています。

例えば、1部屋目の「十畝の間」では、萩原朔太郎の『猫町』に登場する色鮮やかでかわいらしい街並みや、主人公が幻想世界で迷い込んだ猫だらけの町の風景を立体展示で再現!

さらに、2部屋目の「漁樵の間」では、教科書でおなじみの中村敦『山月記』の冒頭をイメージした竹林が広がります。

文豪たちの幻想的な世界に入り込める本展。作品を読んだことある人はもちろん、これから読む人も楽しめる展示になっていますよ♪

 

 

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レトロ建築ならではのフォトスポットにも注目

建築装飾に囲まれた文化財「百段階段」。本展期間中だけのノスタルジックなフォトスポットもたくさんあります◎

大正ロマン風コーディネートや着物でのお出かけにもぴったり♪とっておきの一枚を撮影して、SNSで共有してみては?

人気イラストレーターの作品をレトロ建築で味わう

本展では、「乙女の本棚」シリーズより約80点の作品を展示します。

日本近代文学の名作のシーンをイラストで表現するのは、現代の人気イラストレーター しきみ、ねこ助、紗久楽さわ、げみ、ホノジロトヲジ、マツオヒロミの6名。

文豪やイラストレーターたちの想いが詰まった不朽の名作がレトロ建築の中で新たな魅力を放ちます。

館内ショップでは、本展で紹介されている6作品の「乙女の本棚」も販売中。展覧会で気になる作品に出会えたら、ショップに寄ってみてはいかがでしょうか。

 

文化財「百段階段」で、近代文学史を彩った名作の世界を体験する「大正ロマン×百段階段」展。

部屋を進むごとに本のページを1枚めくるような気持ちで楽しめる、ユニークな展覧会でした。

また、ホテル雅叙園東京周辺の美術館でも、さまざまな展覧会が開催されます。こちらも本展と合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。