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2024年11月1日
染織図案とあかね會 ―その思いを今につむぐ―/丸紅ギャラリー
丸紅ギャラリー(竹橋)にて、丸紅コレクションの3本柱の一つである「染色図案」を紹介する展覧会が開催中です。
染織図案コレクションは現在、京都丸紅株式会社の所蔵となっています。
その発祥は1921年に設立された丸紅株式会社の前身である株式会社丸紅商店(以下丸紅商店)の時代に遡ります。
(左)西村五雲《石橋一 二枚之内》1929年
制作=加賀友禅作家 宮野勇造 京都丸紅株式会社蔵
前期展示
当時、大阪に本拠を構えていた丸紅商店は東京圏に進出を計画し、副社長の伊藤忠三自ら東京に呉服商品のサンプル約1000枚を持ち込み、市場調査を行います。
その結果、東京で商いをするには新しいデザイン開発が重要不可欠なことを痛感し、京都支店を中心に染織図案研究会「あかね會」を発足させました。
あかね會では竹内栖鳳、藤島武二、朝倉文夫ら多分野にわたる芸術家たち約70名に創作図案を毎年発表してもらい、それを新作の着物や帯等の染織品模様に活かしました。
本展では、それらの中から図案家、日本画家、洋画家、彫刻家、漆芸家など独創的で個性的な作品を選別し、前期と後期に分けて紹介します。
朝倉文夫《瀬戸の波》1929年
制作=株式会社西陣まいづる 京都丸紅株式会社蔵
前期展示
株式会社西陣まいづる制作の《瀬戸の波》は、彫刻家・朝倉文夫の図案を元にした帯です。
朝倉文夫の図案に、出来るだけ忠実な帯に仕上げるために、微妙な陰影を表現することを考慮しながら描いたという本作。
立体感を感じる波の模様には、2種類の白糸と白汚し糸1種類を使用して表現しているのだそう。
職人の技をぜひ、間近で堪能してみてください。
染織品をつくるための意匠であり、通常人の目に触れることのない図案を紹介する本展。
本展は、着物や浴衣などの和装での来場の場合は、入館料が無料になります。
この機会に、和装で芸術鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。
なお、丸紅ギャラリーは現金の利用不可です。入館料の支払いは交通系ICおよびクレジットカードのみとなります。
詳しくは、館公式サイトをご確認ください。
前期:5月16日(火)~6月17日(土)
後期:7月3日(月)~7月31日(月)
※6月18日(日)~7月2日(日)は展示替え期間のため休館