2021年11月4日

横浜・そごう美術館で「ムーミン コミックス展」が開催

日本初公開の原画など約280点を一堂に展示。ムーミンの世界が楽しめる展覧会

1954年、ムーミンのコミックスの連載をイギリスの夕刊紙「イブニング・ニューズ」紙で始めた、ムーミン童話の原作者トーベ・ヤンソン(1914-2001)。主にトーベが絵と台詞を書き、弟のラルス・ヤンソン(1926-2000)がネタ探しと英訳を担当しました。

1959年にトーベによる連載が終了したあと、1960年からの15年間はラルス一人で漫画製作を担当しました。国を超え愛読されたコミックスを通して、ムーミン童話の世界は広く知られるようになりました。

スフマート Sfumart ムーミン コミックス展 ニュース そごう美術館 横浜
©Moomin Characters™

本展では、ムーミンキャラクターズ社が所蔵するキャラクター設定画や習作、原画など貴重な資料などの作品約280点を日本で初めて公開します。全世界で愛され続けているムーミンの奥深くも豊かな世界が楽しめる展覧会です。

本展で紹介される「ムーミンコミックス」についてや、見どころ、グッズや音声ガイドの情報など! 盛りだくさんの情報をご紹介してきます。

※展覧会詳細はこちら

ムーミンコミックスとは?

ムーミンコミックスは、ムーミン童話の世界をコミカルに、時に社会風刺のエッセンスを加え、表現した漫画です。
その歴史は、1947年から2年間、フィンランドのスウェーデン語系新聞「ニィ・ティド」紙に『ムーミントロールと地球の終わり』が掲載されたことに始まります。

1954年になると、イギリスの夕刊紙「イブニング・ニューズ」紙で連載がスタート。トーベとラルスの姉弟共作にはじまって、1960年からはラルス一人での制作となりました。

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(左)トーベ・ヤンソン「まいごの火星人」スケッチA(1957年)
(右)トーベ・ヤンソン「まいごの火星人」スケッチB(1957年)
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1975年まで続く「イブニング・ニューズ」紙の連載はイギリスにとどまらず、スウェーデンやデンマーク、そしてトーベとラルスたちの母国フィンランドの新聞、さらに最盛期には40か国以上、120紙に転載されました。
読者は1200万人にのぼり、ムーミンの人気は爆発的なものとなりました。その波及効果は、オリジナルであるムーミン童話の児童文学シリーズにも及び、世界各地で翻訳・出版されました。
日本でも2000年から、筑摩書房より「ムーミンコミックス」(訳:冨原眞弓、全14巻)が出版されています。

本展の見どころをご紹介!

①日本初公開 トーベとラルスの貴重な原画やスケッチ

大半が失われたとされるムーミンコミックスの原画。その中で、現存する貴重な作品を初公開します。

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トーベ・ヤンソン「黄金のしっぽ」習作(1958年)
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②姉・トーベを支えた弟・ラルスの功績に注目!

テキスト英訳やネタ作りでトーベのコミックス制作を支え、さらにトーベ降板後ひとりで15年間描き続けたラルスの功績は多大です。

本展では、ラルスの未邦訳の3話分の原画と、『ムーミンたちの戦争と平和』を全点展示します。

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ラルス・ヤンソン「ムーミンたちの戦争と平和」原画(1974年)
©Moomin Characters™

姉弟のそれぞれの作風の違いや特徴にも注目です。

姉・トーベのムーミンは、丸みを帯びた顔と体型をしています。画家でもあるトーベのコマは、1コマだけで見ても小説の挿絵のように絵画的です。

弟・ラルスのムーミンは、鼻が少しとがり角張った顔で表情はくっきり、少しスリムな体型が特徴。次のコマへの場面転換が効果的で、漫画的要素が強まりました。

また、トーベとラルスは、約50~100回の長い連載で構成された一つのストーリーの始まりと終わりをしめすために、初回のコマは「ムーミンのおしり」から、最終回は「Finis」の言葉でしめくくるのがお決まりでした。
会場入口ではムーミンのおしりのコマが大集合してお迎えします。

新聞漫画独特の制約が生んだ姉弟の工夫も会場で体感してみてください。

トートバッグ付き!展覧会公式図録

スフマート Sfumart ムーミン コミックス展 ニュース そごう美術館 横浜 公式図録
公式図録(2冊セット、トートバッグ付き) 2,200円(税込)

展覧会公式図録は、トーベ・ヤンソン編とラルス・ヤンソン編の2冊がセットになった豪華図録です。こちらは、おでかけにも便利なトートバッグ付きで販売。

その他にも、メインビジュアルをプリントしたTシャツや、展示作品をあしらった食器やポーチなどの小物もあわせて販売されています。

詳しいグッズ情報は、展覧会公式サイトをご確認ください。

音声ガイドはリトルミイ役の声優・大谷育江さん

ムーミンコミックスの世界をより深く楽しんでいただける「音声ガイド」。
ナビゲーターはアニメ「ムーミン谷のなかまたち」のリトルミイ役でおなじみの声優、大谷育江さんが担当し、コミックスのストーリーや、展示作品の見どころなどを解説しています。
(25分/税込 600円)

 

全世界で愛され続けているムーミンの世界が楽しめる「ムーミン コミックス展」。
日本初公開となるムーミンキャラクターズ社が所蔵する作品約280点を観ることができる、貴重な機会です。
ぜひ、お近くの方は会場に足を運んでみてください。

Exhibition Information

展覧会名
ムーミン コミックス展
開催期間
2021年11月19日~2022年1月10日 終了しました
会場
そごう美術館
公式サイト
https://moomin-comics.jp/
注意事項

・ご入館前に、そごう美術館ホームページ・会場入口掲示の「ご入館の際のお願い」をご確認ください。
・展覧会・イベントの中止や延期、一部内容が変更になる場合があります。
※最新情報は、そごう横浜店・そごう美術館ホームページをご確認ください。