栗林隆《元気炉》が5つの館を巡回!青森初のアートフェスを体感【青森県立美術館】

2024年8月16日

青森県立美術館

2024年4月13日(土)から開催中のAOMORI GOKAN アートフェス 2024「つらなりのはらっぱ」
青森県で初めて県内の個性豊かな5つの美術館・アートセンター(*)が連携し、各館における多彩なアート体験とともに、青森県を周遊してもらうことを目的としたアートプロジェクトです。

公式サイト:https://aomori-artsfest.com/

*青森県立美術館、青森公立大学国際芸術センター青森、弘前れんが倉美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館

8月7日(水)には、5館における本アートフェス対象展覧会の総入場者数が20万人を突破!
9月1日(日)のフィナーレに向けて、盛り上がりを見せています♪

8月9日(金)から、5館共通の企画として栗林隆《元気炉》が青森県立美術館を皮切りに5館を巡回中です。

栗林隆《元気炉》(青森県立美術館)

青森県立美術館の《元気炉》の展示のようすを、スフマート編集部が取材してきました♪

青森5館を「旅」しながら人と人を結ぶ
栗林 隆《元気炉》

栗林隆は、空間の内と外、自然と人間、人間同士の間にある境界など、あらゆる時代や場所に存在する「境界」に目を向け、その意味を問い直すような作品を制作するアーティストです。

栗林隆

今回、青森の5つの館を巡回する《元気炉》は、2011年3月11日の東日本大震災で起きた福島第一原子力発電所事故の原子炉を元に制作した作品です。

原子炉の形状をした構造物に薬草で香りをつけた蒸気で満たした空間に、鑑賞者が入る体験型の作品である本作。
この薬草も、作品を稼働する5つの館のある地域で自生する薬草をブレンドして使用しています。

栗林隆《元気炉》(青森県立美術館)

そんな青森の薬草で満たされた《元気炉》を体験すると、翌日のお肌の調子がよくなったり、足のむくみがとれたりなど、体に嬉しい効果が得られるかも?

外から観るだけではなく、実際に中に入って体験してみてくださいね!

栗林 隆《元気炉》「Aomori GENKI-RO Trip」
巡回情報

「Aomori GENKI-RO Tript」では、栗林隆《元気炉》や映像作品の展示とともに、音楽家・辰田翔と地元を拠点に活動する奏者たちとのライブ演奏が楽しめます。

さらに、エリアごとにドリンクやフードの出店もあり、アーティストと参加者が共に楽しめる企画です。

①青森県立美術館 <終了しました!>
・展示期間:8月9日(金)~11日(日)
※8月10日(土)はナイトミュージアム開催、夜間開館
・場所:創作ヤード(屋外トレンチ)
・作品稼働日:8月9日(金)18:00-21:00、8月10日(土)18:00-20:00

②青森公立大学 国際芸術センター青森 <終了しました!>
・展示期間:8月14日(水)・8月15日(木)
〇場所:展示棟 水のテラス付近
・作品稼働日 8月14日(水)・8月15日(木)両日18:00-20:00

③八戸市美術館
・展示期間:8日18日(日)10:00-21:00/8月19日(月)、21日(水)両日10:00-19:00
・場所:美術館内「スタジオ」

④十和田市現代美術館
・展示期間:8月24日(土)・8月25日(日)
・場所:美術館 前庭
・作品稼働日:8月24日(土)17:00-19:00

⑤弘前れんが倉庫美術館
・展示期間:8月28日(水)~9月1日(日)
・場所:土淵川吉野町緑地(弘前れんが倉庫美術館前)
・作品稼働日:8月30日(金)~9月1日(日)全日17:00-20:00
※8月30日、31日は夜間開館

参加費は無料(飲食費別)!
5つの館で開催されるイベントについては、AOMORI GOKAN アートフェス 2024「つらなりのはらっぱ」公式サイトをご確認ください。

AOMORI GOKAN アートフェス 2024「つらなりのはらっぱ」は、2024年9月1日まで開催中!

青森でアートを体験する旅をしてみては?

青木淳 《つらなりのはらっぱ のための壁》