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2025年9月29日
手塚治虫 ブラック・ジャック展/あべのハルカス美術館
© Tezuka Productions
あべのハルカス美術館(大阪・天王寺)で9月27日から「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が開催中です。
本展は、『ブラック・ジャック』の生原稿500点以上が展示される史上最大規模の展覧会。
東京を皮切りにスタートし、ついに手塚治虫の生まれ故郷・大阪へやってきました。
会場ではフォトスポットが設けられているほか、単行本や展示会オリジナルグッズが販売されます。
ずらりと並ぶ生原稿 © Tezuka Productions
『ブラック・ジャック』は、1973年に『週刊少年チャンピオン』で始まった医療マンガです。
無免許の天才的な外科医ブラック・ジャックが、あらゆる医師から見放された患者を助ける代わりに、いつも莫大な代金を請求するというストーリー。
『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)1973年11月12号 © Tezuka Productions
作者は『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』、『火の鳥』など数多くの代表作を持つ手塚治虫。日本のストーリーマンガを確立した人物です。
大阪府豊中市で生まれ、兵庫県宝塚市で育った手塚治虫。
戦争を経験し命の尊さを知った彼は大阪大学附属医学専門部へ進学、在学中にマンガ家としてデビューしました。
会場内のようす © Tezuka Productions
そんな経歴を持つ手塚が描いた『ブラック・ジャック』は、医療マンガの金字塔と呼ばれ、現在医療現場の第一線で働く医師たちにも強い影響を与えたと言われています。
本作は、連載後の読み切りも含め全243話。会場では200話以上を観ることができ、計500点以上の生原稿が展示されています。
これはブラック・ジャック展史上最大規模です。
タイトル画の原画も © Tezuka Productions
展示は4つのエリアで構成されています。まずは各キャラクターを紹介する「B・J*とキャストたち」からスタート。
*ブラック・ジャックの略称
そして、手塚が本作品を生み出すまでの経緯などを当時の資料などから読み解く「B・J誕生秘話」へと進みます。
さらに140話の原稿が並ぶ「B・J曼荼羅」では、ストーリーを通してのキャラクター遍歴や主要なテーマごとに分けて作品が展示。さまざまな視点で作品を楽しめるようになっています。
そして、最後の「B・J蘇生」では、当時読者を惹きつけた人体の手術シーンなどを現代アート的な視点で楽します。
壁いっぱいに広がる展示 © Tezuka Productions
作品の多さはもちろん、人の生死に関わる緊迫感もあるストーリー展開に、思わず読みいってしまいそうになります。
お気に入りのシーンを探しながら観てまわるのもいいかもしれないですね。
初めて『ブラック・ジャック』を観る方も楽しめる展示構成であり、これまでマンガ読み続けてきた方にとっては、手塚治虫ワールドにどっぷりと浸れる空間になっているのではないでしょうか。
展示室入ってすぐの「B・Jとキャストたち」のエリアは撮影OK!
ブラック・ジャックとピノコのパネル © Tezuka Productions
同エリアには、ブラック・ジャックの助手として活躍するピノコやブラック・ジャックの恩師であるDr.本間丈太郎など、各キャラクターのパネルが展示されています。
会場外にあるフォトブース © Tezuka Productions
さらに、会場外のエレベーターホールには、ブラック・ジャックとピノコもいる手術室のフォトブースも設置。
白衣や聴診器などのアイテムも自由に使えます。
自由に使える小道具たち
“あの話の続きがもっと読みたい”という方は、グッズ売場にある書籍コーナーがおすすめです。
グッズ売場に設置された書籍コーナー © Tezuka Productions
「連載50周年記念手塚治虫 ブラック・ジャック展 アートブック」(4,290円)をはじめ、『ブラック・ジャック』全25巻(各600円)や「手塚治虫医療短編集」(880円)などの関連書籍が並びます。
ブラック・ジャックの相棒でもあるピノコ © Tezuka Productions
展覧会オリジナルグッズも充実のラインナップ。とくに目を引いたのが、キュートな見た目のピノコグッズです。
思わず買いたくなってしまう “アッチョンブリケ!”な表情がいい「ピノコアッチョンブリケ スクイーズボール」(1,925円)や「プリントマシュマロ」(756円)などがかわいいグッズがたくさん!
さまざまなアイテムが並ぶ © Tezuka Productions
「Tシャツ」(4,400円)や「トートバッグ(4,180円)」などの定番グッズもスタンバイしているので、展示と同じく時間をかけてゆっくりと楽しめますよ。
生原稿の多さに圧倒される本展はファンやマニアだけでなく、『ブラック・ジャック』初心者も楽しめる内容です。ぜひ気軽に足を運んでみてくださいね。
また、あべのハルカス美術館は、大阪屈指の超高層ビルあべのハルカス16階にある都市型美術館です。
大阪市内を一望することができる同フロアのテラスからの景色も、お見逃しなく!
会期は12月24日まで © Tezuka Productions
※開催内容の変更や入場制限等を行う場合があります。最新の情報は美術館公式HPをご確認ください。