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2025年9月29日
特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」/大阪市立美術館

《フォルネーゼのアトラス》西暦2世紀 ナポリ国立考古学博物館 万博でアジア初公開となった
日伊国交160周年記念 大阪・関西万博開催記念 特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」が、大阪市立美術館で開催中です。
大阪・関西万博のイタリア館にあった《ファルネーゼのアトラス》が展示される本展は、開催前からたくさんの注目を集めた話題展です。
同作品のほかにも、本展のために新たに出品された日本初公開となるレオナルド・ダ・ヴィンチの「アトランティコ手稿」が2点展示されています。

“万博の感動、再び!”と開催前から話題になっていた本展
2025年10月13日に閉幕した大阪・関西万博。
イタリア館は「芸術が生命を再生する」をテーマに、古代から現代まで幅広い作品を展示し、多くの人を魅了しました。
本展は、日本とイタリアの国交160周年を記念するとともに、万博の文化的遺産を次世代へ継承することを目的にしたもの。
万博のイタリア館に展示されていた《ファルネーゼのアトラス》が展示されているのです。

《フォルネーゼのアトラス》西暦2世紀 ナポリ国立考古学博物館
《ファルネーゼのアトラス》は、高さ2m、重さ約2tの大理石の彫刻。
ギリシャ神話に登場する巨人アトラスが、オリュンポスの神々との戦いに敗れた罰として、天球儀を支えるように命じられた姿が表現されています。

どの角度から観てもとても美しい大理石の曲線美
実は、発掘された際に残っていたのは天球と胴体、顔の一部だけで、手足などは後に補われていったものだそう。
近くで観ても継ぎ目などはまったくわからず・・・修復技術の高さにも興味を注がれます。
本作品の注目ポイントは、アトラスが支える天球儀。

首や肩で天球儀を支えている姿から、その重さが伝わってくる
この天球儀は、宇宙を外側から見た視点で作られているため、描かれた宇宙は地上から見る姿とは裏返しになっているのです。
描かれている星座の位置関係が実際の星の配置とほぼ一致していることから、正確な天文学の知識に基づいて作られたと考えられ、宇宙を表す現存最古の天球儀としても知られています。
現代に通ずる天文学がすでにこの時代にあったことに驚きです。

天球儀に刻まれた星座。ペガススやうお、みずがめの姿も
重い天球儀を担いで苦しそうにも見えるアトラス。一体どんなことを考えていたのでしょうか。
いろんな角度から、アトラスの手足や表情、天球儀をお楽しみください。

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519)『アトランティコ手稿』第1112紙葉 表《巻き上げ機と油圧ポンプ》 アンブロジアーナ図書館 © Veneranda Biblioteca Ambrosiana/Metis e Mida Informatica /Mondadori Portfolio.
本展では、ルネサンス期を代表する芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチの『アトランティコ手稿』も展示されています。
この手稿は、“万能の天才”と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチの科学・芸術・思想を描いたものです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519)『アトランティコ手稿』第156紙葉 表《水を汲み上げ、ネジを切る装置》 アンブロジアーナ図書館 © Veneranda Biblioteca Ambrosiana/Metis e Mida Informatica /Mondadori Portfolio.
全部で1119枚ある中から、今回は水の都・大阪にちなみ、水をイメージする2作品が展示されています。両作品は日本初公開です。
また、アトラスと同じく、万博に引き続いての展示となっているのが、「正義の旗」。

ピエトロ・ヴァンヌッチ(通称ペルジーノ)(1450〜1523)《正義の旗−聖フランチェスコ、シエナの聖ベルナルディーノ、祈る正義兄弟会の会員たちのいる聖母子と天使》 ウンブリア国立美術館 © Galleria Nazionale dell‘Umbria
本作は、ルネサンス期の画家、建築家のラファエロに大きな影響を与えたとされるペルジーノの代表作で、ペルージャの宗教団体の行列のために描かれたものです。
今後は、伊藤マンショの複製画が追加展示される予定です(時期未定)。
万博が終わっても、まだまだイタリアの至宝を楽しむことができそうですね。

キャンバス生地のトートバッグ(2,750円)
展示室出口には、さまざまなイタリアグッズが揃うショップが設置されています。
美術展らしいグッズの中に、【サンペレグリノ】イタリアンスパークリングドリンク 330ml(各種261円)や、ユニークなデザインのペッパーミル(1,100円)、ワインツール(990円)などイタリア感のあるグッズが並んでいます。

イタリアカラーのグッズが並ぶ
イタリアのチョコレートやスナック菓子なども種類豊富で、まるでイタリアに行ったかのような気持ちになれるグッズショップです。
※輸入状況により在庫は変動いたします。品切れの際はご容赦ください。

会期は2026年1月12日まで、大阪市立美術館2階の展示室にて開催中。作品はすべて写真撮影はOK。※ただし動画撮影はNG。
イタリアの至宝を日本で観られるとても貴重な機会。万博でイタリア芸術に魅了された方はもちろん、見逃してしまった方にとっては、ぜひとも行きたい展覧会になっているのではないでしょうか。
オンラインチケット(日時指定予約)はすでに全日程完売してしまっているため、大阪市立美術館は今後のチケット販売について現在検討中とのこと。
最新情報は公式サイトやSNS(X、Instagram)で発表されるので、気になる方はこまめにチェックしてみてくださいね。