特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」/FUJIなごや科学館

福山雅治と巡る生命の旅。「大絶滅展」で歴史のロマンに浸る【FUJIなごや科学館】

NEW!
2026年4月3日

福山雅治と巡る生命の旅。「大絶滅展」で歴史のロマンに浸る【名古屋市科学館】

「大絶滅展-生命史のビッグファイブ」展示風景

FUJIなごや科学館にて、特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」が開催中です。

地球誕生から40億年、この惑星は5回もの大量絶滅を経験してきました。「ビッグファイブ」と呼ばれるこの危機を乗り越え、驚くべき進化を遂げてきた生き物たちの軌跡には、いまだ解明されないロマンが詰まっています。

世界初公開の貴重な化石や、スペシャルナビゲーター・福山雅治さんの声、さらには限定グッズまで、見どころを厳選してご紹介します。

地球史上最大の危機「ビッグファイブ」とは?
生命が繋いだ進化のバトン

地球の長い歴史の中で5回にわたり発生した、種の80~90%が大量絶滅した現象を、通称「ビッグファイブ」と呼びます。

この展覧会はそのビッグファイブをテーマにした初めての展覧会です。


最初の大量絶滅「O-S境界」前後の化石

各展示エリアでは、それぞれの大量絶滅の前後の生態系を詳しく紹介しています。たとえば、ビッグファイブの1回目となる大量絶滅が起きたのは、今から約4億4500万年前のオルドビス紀末のこと。


右:アノマロカリス(原寸大復元模型)/国立科学博物館蔵
左:エーギロカシス(原寸大復元模型)/国立科学博物館蔵

多様性に溢れた生き物たちは、オルドビス紀末の急激な寒冷化、その後の急激な温暖化により、実に全体の86%が絶滅したと考えられています。

会場には、オルドビス紀の本物の化石も所狭しと展示されています。三葉虫などの教科書で習ってなんとなく姿を知る生き物も、本当はあらゆる種がいることがわかります。


《アースロレプウラ(原寸大復元模型)》国立科学博物館蔵

1度目の大量絶滅が起きたのちのデボン紀には、森が生まれました。植物の光合成により大気中の酸素濃度が増加し、陸上には2メートルを超える節足動物などもいたのだとか。

一方で、森の増加により空気中の二酸化炭素の濃度が減り、気候の寒冷化を促した可能性も指摘されています。

現代の地球温暖化には森林破壊の影響も少なからずあると思いますが、急激な森林の増加もまた、どこかで他の生命の絶滅に繋がっているのです。

世界初公開の化石に圧倒!
「大絶滅スフィア」と体感する40億年のドラマ

約2億年前に起きた4回目の大量絶滅の要因は、マグマ活動の活性化による気候の変化だと考えられています。なぜ恐竜のような身体の大きな生物が急激な酸素濃度の減少や温度変化を乗り越えられたのかは、今もわかっていないそう。

ビッグファイブについては日夜研究が進められているため、今後の進展に期待大です。


「大絶滅展-生命史のビッグファイブ」展示風景

エリアを移動するたびに目を引くのが、会場中央に鎮座する球体スクリーン「大絶滅スフィア」。地球の生態系が長い歴史の中でどのように移り変わったのか、迫力満点の映像で紹介されています。

映像では、ビッグファイブが地球の生命の歴史をたどる上でもっとも重要な出来事であることが伺い知れます。


ステラーダイカイギュウ(一部レプリカ) /国立科学博物館蔵

本展の最後には、世界初公開となった「ステラーダイカイギュウ」の全身骨格も。

これだけ大きな化石が、なんと東京の多摩川で発掘されたのだから驚きです。皆さんのお近くにも、まだ見ぬ化石が埋まっているのかも?ワクワクが膨らみますね。

福山雅治さんの音声ガイドや
自分へのご褒美にしたい「限定グッズ」も

本展覧会を訪れたらぜひ購入して欲しいのが、福山雅治さんの音声ガイド。

別途費用はかかりますが、大きな化石をまるで今観たかのようなリアクションなども収録されていて、まるで隣で解説してくれているような没入感を与えてくれます。


特別企画「生命の声、地球の歌」展示風景

展覧会の最後には、福山さんが世界各地で撮影してきた、絶滅の危機に瀕する動物たちの写真展示も行われています。ビッグファイブを知ったのちに観る写真は、生命を守ることの大切さをあらためて考えさせられます。

この春はFUJIなごや科学館で
40億年の生命の軌跡を感じよう


会場限定グッズ「おおきなステラーダイカイギュウぬいぐるみ」

展示の迫力とは打って変わって、会場出てすぐの特設ショップにはゆるくて可愛い限定グッズが勢ぞろい。


会場限定グッズ「アノマロカリスグミ」

アノマロカリス型のグミやひっくり返すたびに進化するウマのぬいぐるみなど、個性的なグッズも多数登場。財布が「絶滅」しない程度に、ショッピングを楽しんでくださいね。

「絶滅」という言葉は、一見とても悲しいことのように思えますが、同時に進化の前触れでもあります。大絶滅展は、そんな生命のロマンを実感できる、学びと遊びに溢れた展覧会でした。

Exhibition Information