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倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙
倉俣史朗(1934-1991、1978年以降は世田谷区在住)は、1960年代以降のデザイン界において、世界的に高い評価を受けたデザイナーです。富山県美術館所蔵の椅子《ミス・ブランチ》(1988年)に代表されるように、アクリル、ガラス、建材用のアルミなど、従来の家具やインテリアデザインの世界では用いられなかった工業素材に独自の詩情を乗せた仕事は、特に1970年代以降、世界的な注目を集めました。
1991年の没後もなお、比類ないデザイナーとして揺るがない評価を保っている倉俣ですが、国内美術館での紹介は数多いとは言えません。没後5年に原美術館から始まり、世界巡回をした回顧展(1996年)の後は、21_21デザインサイトでのエットレ・ソットサスとの二人展(2011年)がありました。しかし、埼玉県立近代美術館(2013年)以降、大きな展覧会は開かれていません。
本展では、作家の内面やその思考の背景による「倉俣史朗自身」を一つの軸としつつ、その「倉俣史朗自身」と紐づけながら初期から晩年までの作品を紹介することを試みます。2021年に没後30年を経たことも一つの契機として、同時代を生きた世代だけではなく、若い世代にも倉俣史朗という人と仕事を伝える機会となるでしょう。
Event Information
- 展覧会名
- 倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙
- 開催期間
- 2023年11月18日~2024年1月28日 終了しました
- 開館時間
-
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
- 休館日
-
月曜日,
※ただし、2024年1月8日は開館。1月9日は休館
- 入館料
本展では、展示室内の混雑を避けるため、「日時指定券」を11月1日より販売します(オンライン・クレジット決済、またはd払い)。オンラインでのご購入が難しい方、アーツカード等の各種割引をご利用の方は、美術館窓口で「当日券」をご購入ください。ただし、来場時に予定数の販売が終了している場合があります。あらかじめご了承ください。
一般1,200円、65歳以上1,000円、大高生800円、中小生500円
※障害者の方は500円。ただし、小中高大学生の障害者は無料。介助者(当該障害者1名につき1名)は無料(予約不要)。
※未就学児は無料(予約不要)。
※高校生、大学生、専門学校生、65歳以上の方、各種手帳をお持ちの方は、証明できるものをご提示ください。
※ご入館に際しては感染症予防のため手指消毒、検温にご協力ください。館内で充分な距離を保てない場合がありますので、マスクの着用を推奨しています。
※展覧会の会期および内容が、急遽変更や中止になる場合もございます。会期中の最新情報は美術館ウェブサイト等でお知らせします。
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 世田谷美術館 1階展示室
- 主催
- 世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)、朝日新聞社
- 巡回情報
富山県美術館:2024年2月17日〜4月7日
京都国立近代美術館:2024年6月11日〜8月18日