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MOTコレクション 被膜虚実/Breathing めぐる呼吸

三上晴子《スーツケース | World Membrane: Disposal Containers – Suitcases》《[スーツケース(黄)]》1992-93、「SEIKO MIKAMI “Suitcases 1993 | 2020”」展(CAPSULE、東京、2020年)インスタレーションより[部分]
Photo: Ichiro Mishima

百瀬文《山羊を抱く/貧しき文法》2016

潘逸舟《戻る場所》2011

サム・フランシス《無題(SFP85-95)》1985 寄託(アサヒビール株式会社所蔵)

松本陽子《夜》1991

東京都現代美術館では、戦後美術を中心に、近代から現代にいたる約5600点の作品を収蔵しています。「MOTコレクション」展では、会期ごとに様々な切り口を設けて収蔵作品を展示し、現代美術の持つ多様な魅力の発信しています。

今回は2つのテーマ構成で紹介します。
1階では、「被膜虚実(ひまくきょじつ)」と題し、1980年代末以降の作品を紹介します。このほど新規収蔵した三上晴子の1990年代初めの作品と同時期に三上が用いていた「被膜」というキーワードを起点とし、石原友明、平川典俊、ホンマタカシ、開発好明、加藤美佳、名和晃平、百瀬文、潘逸舟、トーマス・デマンド、方力鈞ほかの作家による多様な作品をたどりながら、約30年という時間の流れと、そこに見られる身体観の移ろいと生への眼差しに着目します。

3階は「Breathing めぐる呼吸」と題し、人の呼吸に繋がりながら世界をめぐるもの――風や水、大気の流れを思い起こさせるような作品群で構成します。今年生誕100周年を迎えるサム・フランシスの大きな絵画のシリーズに始まり、モンティエン・ブンマー、ソピアップ・ピッチ、遠藤利克、松本陽子ら、見る者の感覚を開く作品を紹介します。

Event Information

展覧会名
MOTコレクション 被膜虚実/Breathing めぐる呼吸
開催期間
2023年3月18日~6月18日 終了しました
開館時間
10:00~18:00
※5/13、14、20、21、27、28は20:00まで臨時夜間開館を実施。
※展示室入場は閉館の30分前まで。
休館日
月曜日
入館料

一般500円 / 大学生・専門学校生 400円 / 高校生・65歳以上 250円 / 中学生以下無料

企画展「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」(~5/28)のチケットでMOTコレクションもご覧いただけます。
※小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要です。
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料。

公式サイト
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-230318/
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
東京都現代美術館 コレクション展示室
主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館