終了
土とともに 美術にみる〈農〉の世界
―ミレー、ゴッホ、浅井忠から現代のアーティストまで―
近年、気候変動や武力紛争によって生じる食糧危機が身近となるなか、わたしたちの命を支える〈農〉があらためて注目されています。本展はこの〈農〉をテーマとするものですが、ここでの〈農〉とは、田畑を耕して農作物を作ることに加え、農家の人々や農村の風景を含め、農業をとりまく諸々のことがらを指します。
絵画作品には昔から、農作業をする人々の姿が描かれてきました。19世紀には、現実をありのままに描く自然主義芸術のモティーフとして、また産業革命後には都会人を癒す風景として、田園や農民がよりクローズアップされます。画家たちは、とりわけ働く農婦の姿に健康的な美を見出し描く対象としました。一方で、農村における貧困や農民運動などをテーマとする画家たちも登場します。第二次大戦後の高度成長を経た日本では、あらためて人間と自然との関係に注目し、独自の感性で〈農〉にアプローチする作家たちが現れています。
本展では、〈農〉をめぐる多様な作品を5つのテーマに分けて考察します。日本各地の美術館などから選りすぐった約100点の作品により、美術にみる〈農〉の世界をお楽しみください。
Event Information
- 展覧会名
-
土とともに 美術にみる〈農〉の世界
―ミレー、ゴッホ、浅井忠から現代のアーティストまで―
- 開催期間
- 2023年7月8日~9月3日 終了しました
- 開館時間
-
09:30~17:00
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
-
月曜日 ※ただし、7月17日(月・祝)は開館、翌18日(火)は休館。
※会期中、一部作品の展示替があります。
- 入館料
一般1,100(1,000)円/満70歳以上550(500)円/高大生870(730)円/小中生490(370)円
※( )内は20名以上の団体料金
※夏休み期間(7/26-8/26)を除く土曜日は高校生以下無料
※障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等をご持参の方は無料
※8月19日(土)は満70歳以上の方は無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 茨城県近代美術館
- 主催
- 茨城県近代美術館