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杉浦非水の大切なもの 初公開・知られざる戦争疎開資料
日本におけるグラフィックデザインの草創期に第一線で活躍した図案家・杉浦非水(すぎうらひすい/1876-1965)。
三越の看板デザイナーとしての仕事を皮切りに、ポスター、雑誌表紙、装丁など、時代やクライアントのニーズを敏感に察知しつつ多彩な展開を見せた非水のデザインは、印刷という新興メディアをとおして当時の社会に浸透し、現在もなお高い評価を得ています。
非水の妻は、川越の有力な商家岩崎家出身の歌人・杉浦翠子(すぎうらすいこ/1885-1960)です。
実は、第二次世界大戦の戦況が一層深刻化した1944年(昭和19)、非水は岩崎家に自身の仕事である膨大なグラフィック作品群を疎開させていました。そしてその一部は今日まで岩崎家の人々によって人知れず守り伝えられてきました。
本展では、新発見の「非水百花譜」原画をはじめ、ポスターや雑誌表紙といった非水図案の印刷物、図案集、若干の書簡類や写真類など、1000点以上に及ぶ非水の戦争疎開資料のなかから、厳選した約300点を初公開します。
モダンでスタイリッシュな非水図案の世界をどうぞお楽しみください。
Event Information
- 展覧会名
- 杉浦非水の大切なもの 初公開・知られざる戦争疎開資料
- 開催期間
- 2023年7月8日~9月3日 終了しました
- 開館時間
-
09:00~17:00
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
-
月曜日 (ただし7月17日は開館)、7月18日
- 入館料
一般 600円(480円)
大学生・高校生 300円(240円)
中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をご持参の方、及びその介護者1名は無料
※着物の日にちなみ、8日、18日、28日に着物で来館された方は団体料金
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 川越市立美術館
- 主催
- 川越市