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山城知佳子 リフレーミング
映像・写真を主たるメディアとして、2000年代から精力的に作家活動を進めてきた山城知佳子(1976-)は、生まれ育った沖縄の歴史や地政学的状況と自身との関係に向き合うことを通じて、見過ごされ聞き過ごされてきた声や肉体、魂を伝える作品を手掛け、国内外で高く評価されてきました。
山城が生み出す映像は、見る者の身体感覚に訴えかけるイメージの豊饒さと詩性、そして同時代を見つめる批評的な視点を絶妙なバランスであわせ持つがゆえに、沖縄という特定の地域の問題に留まらず、より広い文脈での読み込みや解釈に開かれています。
公立美術館初個展となる本展では、初公開となる山城の最新作を、収蔵作品を中心とした過去の代表作品と組み合わせて紹介します。単に時系列に沿って作品の変遷をたどるのではなく、相互に共鳴する主題やモチーフの連なりを、展示室内を回遊しながら巡る構成とします。
「リフレーミング」とは、ものごとを見ている枠組みを変え、別の枠組みで見直すことを指しており、写真・映像によって故郷沖縄の風景を新たな視点でとらえなおし見つめていくという、山城作品に通底する姿勢を象徴します。本展は、映像アーティスト・山城知佳子のミッドキャリア個展として、その作品世界を総覧するはじめての本格的な機会となります。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、入場制限などを実施します。ご来館のお客様は、必ずこちらをご確認ください。
Event Information
- 展覧会名
- 山城知佳子 リフレーミング
- 開催期間
- 2021年8月17日~10月10日 終了しました
- 開館時間
-
10:00~18:00
入館は閉館時間の30分前まで
- 休館日
- 月曜日
- 入館料
一般 700(560)円、学生 560(440)円、中高生・65歳以上 350(280)円
※( )は同館の映画鑑賞券ご提示者、各種カード会員割引料金。各種割引の詳細はご利用案内をご参照ください。各種割引の併用はできません。
※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)、年間パスポートご提示者は無料。
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