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令和3年度学習院大学史料館秋季特別展
ボンボニエールが紡ぐ物語
ボンボニエール(仏:Bonbonnière)とは、皇室の御慶事に際して制作・配布される菓子器です。フランス・イタリアなどの西欧諸国では結婚や子供の誕生の際に容器入りの菓子を配る慣習があります。
この慣習は明治中期に日本の皇室にもたらされました。日本では容器に加飾をすることで、伝統工芸の技術を継承し、職人の保護育成をはかり、海外への広報の役も担う日本独自の工芸品として発展します。手のひらにのるミニチュア感が人々の心を捉えたのか、皇室のみならず華族家や企業、一般家庭にまでその慣習は広がり、数百種におよぶ様々な意匠のボンボニエールが作られました。
皇室ではこの慣習が現在も続いており、御慶事の際にはボンボニエールが制作されています。令和元年の即位の礼、昨年の立皇嗣の礼の際にもボンボニエールが配られました。
本展では調査研究より明らかとなった歴史的背景からボンボニエールが持つ物語を紐解き、日本独自の麗しい伝統文化と工芸技術など様々な側面をご覧いただきたいと思います。
※今後の感染状況により、開催方法・開催日時が急遽変更になる場合がございます。
ご来場の前には、当館のホームページ、ツイッターにて 最新情報と
【展覧会ご見学にあたってのお願いとご連絡】9.2改訂
をご確認ください。
Event Information
- 展覧会名
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令和3年度学習院大学史料館秋季特別展
ボンボニエールが紡ぐ物語
- 開催期間
- 2021年9月13日~12月3日 終了しました
- 開館時間
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12:00~15:00
閉室日:土曜、日曜、祝日
- 入館料
無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 学習院大学史料館
- 主催
- 学習院大学史料館