終了

陶芸の進行形

和田山 真央「Relation」2023年

桑田 卓郎「茶埦」2023年

釣 光穂
左から「つぼ lav」2022年/「へんこ blu」2023年/「つぼ yel」2023年

竹村 友里「盌「深淵」」2022年

澤田 勇人「形と色の構成」2023年

本展は、1970年代から1980年代半ば生まれの世代を中心に25名の陶芸家をノミネートし、現在進行形の陶芸作品を紹介する展覧会です。25名はいずれも当館が2004年度から隔年で開催している公募展「菊池ビエンナーレ」で受賞、入選してきた作家たちです。現在、40代から30代後半になる彼らは、陶芸の素材や技法、制作工程や歴史、伝統といった陶芸にまつわる要素に独自の視点を持ち、あるいは更に、現代美術の発想や多様なカルチャーからの影響を反映させ、現在の美意識で陶芸作品を制作しています。一つの世代として括るには年齢に幅がありますが、団塊ジュニアを含み、大半をロストジェネレーションが占めるこの世代は日本の陶芸界においては層が厚く、制作の初期段階から「菊池ビエンナーレ」をはじめ様々な公募展を通して意欲的に作品を発表し、存在感を示してきました。その後のキャリア形成は様々で、公募展での発表を継続する作家がいる一方、国内外での個展活動に注力する作家、または出産や育児を経て活動を本格的に再開した作家など、現状は異なります。

本年、「菊池ビエンナーレ」の第10回展開催を迎える記念に、その軌跡として25名の作家たちの今をご紹介し、進行形の陶芸作品をご覧いただきます。また、「特別展示」として第9回展までの大賞作品を一堂に展示し、併せて「菊池ビエンナーレ」の歴史を振り返ります。

Event Information

展覧会名
陶芸の進行形
開催期間
2023年9月30日~11月26日 終了しました
開館時間
11:00~18:00
(入館は17:30まで)
休館日
月曜日 (ただし、10月9日は開館)、10月10日
入館料

一般1,100円/大学生800円/小中高生500円

公式サイト
https://www.musee-tomo.or.jp/
お問い合わせ

03-5733-5131(代表)

Venue Information

会場
菊池寛実記念 智美術館
主催
公益財団法人菊池美術財団、日本経済新聞社