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「今村源 遅れるものの行方」展

《ヒカリにかえる》2017、ギャラリーノマル 大阪

《きせい・キノコ》リボーン アート・フェスティバル 2019、牡鹿半島 宮城

《森ニイマス》、宇都宮美術館 栃木

《2002-11 イエ》、資生堂ギャラリー 東京、撮影:桜井ただひさ

《流れること/留めること ver.Terra-S》2022
京都精華大学ギャラリーTerra-S 京都、撮影:高野友実
画像提供:京都精華大学ギャラリーTerra-S

今村源は、普段、気にも留めないありふれたものに、少しの隙間を加える、あるいは天地を入れ替えたり裏返したりすることで、ユーモラスな造形でありつつも、その軽く透明感のあるイメージから一転、日常と表裏一体にある深遠な世界を観る人に想起させる作風で広く知られています。ボール紙、発泡スチロール、石膏、針金やビニールなど、およそ彫刻らしからぬ軽い素材で、浮遊感溢れる「彫刻」を制作してきた今村の作品の根源には、彼が関心を寄せる森の地下に菌糸を張り巡らし、ときおり地上に姿を顕すキノコの世界があります。人間には見えない世界で、しかし確実に世界と共生し、世界を支えている菌類へと向けられた今村の思索は、私(個)を超えて連綿と続く生命の営みへと広がっていきました。

本展は、1980年代前半より京都を拠点に制作活動をスタートさせ、いずれにも寄らない独自の哲学的作風で早くから注目を集めてきた現代美術家・今村源の10年ぶりとなる美術館の個展となります。

Event Information

展覧会名
「今村源 遅れるものの行方」展
開催期間
2023年11月3日~2024年1月28日 終了しました
開館時間
10:00~18:00
※入場は閉館の30分前まで
休館日
月曜日 (ただし、1月8日は開館)、12月27日(水)~1月3日(水)、1月9日(火)

※12月9日(土)、10日(日)は近隣でG7大臣会合開催のため休館
入館料

一般900円、団体(20名以上)700円
高校生以下/70歳以上、障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料
※年齢のわかる身分証明書などが必要です
●一年間有効フリーパス → 「年間パス」2,000円
●学生とシニアための特別割引デー「First Friday」
→ 学生証をお持ちの方と65歳~69歳の方は、毎月第1金曜日(11月3日、12月1日、1月5日)100円
※学生証、年齢のわかる身分証明書が必要です

公式サイト
https://www.arttowermito.or.jp/
お問い合わせ

029-227-8111(代)

Venue Information

会場
水戸芸術館 現代美術ギャラリー、エントランスホール
主催
公益財団法人水戸市芸術振興財団