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企画展 歌と物語の絵

―雅やかなやまと絵の世界

《竹取物語絵巻》(部分)江戸時代・17世紀 泉屋博古館

重文《是害房絵巻》南北朝・14世紀 泉屋博古館

古来、語り読み継がれてきた物語は、古くから絵巻物など絵画と深い関係にありました。和歌もまた、三十一文字の世界が絵画化されたり、絵から受けた感興から歌が詠まれたりと、絵画との相互の刺激から表現が高められてきました。

物語絵や歌絵の特徴のひとつは、精細な描写と典雅な色彩。宮廷や社寺の一級の絵師が貴人の美意識に寄り添い追求した「やまと絵」の様式を継承することでしょう。また、ストーリーに流れる時間を表すかのような巻物、特別な場面を抽出してドラマティックに描き出す屏風など、長大な画面にさまざまな表現が生まれました。

古典文学は、後世の人々が自身に引き寄せて味わうことで、読み継がれ輝き続けてきました。それに基づく絵画もまた同様です。本展では、近世の人々の気分を映し出す物語絵、歌絵を、館蔵の住友コレクションから選りすぐってご紹介します。雅やかで華麗、時にちょっとユーモラスな世界をお楽しみください。

Event Information

展覧会名
企画展 歌と物語の絵
―雅やかなやまと絵の世界
開催期間
2024年6月1日~7月21日 終了しました
開館時間
11:00~18:00
※金曜日は19:00まで
※入館はそれぞれ閉館の30分前まで
休館日
月曜日 (祝日の場合は翌平日)
入館料

一般1,000円(800円)、高大生600円(500円)

※( )内は20名以上の団体料金

※障害者手帳等をご呈示の方は本人とその同伴者1名は無料

公式サイト
https://sen-oku.or.jp/tokyo/
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
泉屋博古館東京
巡回情報

泉屋博古館
会期:2023年6月10日~7月17日