終了

画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎

—「地獄極楽めぐり図」からリアル武四郎涅槃図まで

河鍋暁斎《地獄極楽めぐり図》明治2~5年(1869~7272) 静嘉堂文庫美術館蔵 ※会期中場面替えあり

重要文化財
河鍋暁斎《武四郎涅槃図》明治19年(1886)松浦武四郎記念館蔵

《大首飾り》縄文時代~近代 静嘉堂文庫美術館蔵

絵師・河鍋暁斎と、探検家で好古家、著述家、北海道の名付け親である松浦武四郎は、幕末から明治期に活躍し、お互いを知る仲でした。画鬼と呼ばれた暁斎は、あらゆるものを描いた生来の絵師で、武四郎から依頼され、武四郎を釈迦に見立てた「武四郎涅槃図」を描いています。

本展では静嘉堂文庫美術館所蔵の暁斎の代表作の一つ「地獄極楽めぐり図」を全場面展示するほか、松浦武四郎記念館所蔵の重要文化財、暁斎筆「武四郎涅槃図」と、そこに描かれた「大首飾り」(静嘉堂文庫美術館所蔵)をはじめとした武四郎愛玩の品々(武四郎記念館所蔵品と静嘉堂文庫美術館所蔵品)を初めて同じ空間で展示し、「武四郎涅槃図」を立体的に再現します。

あわせて、武四郎の生家に伝来した武四郎蒐集の古物の目録である『蔵品目録』掲載の資料で、近年静嘉堂が所蔵することが再認識された古写経類、天神画像など書画類を紹介します。さらに、武四郎のパトロンの一人、川喜田石水(川喜田家第14代)と百五銀行頭取で陶芸家の川喜田半泥子(川喜田家第16代)、三菱第四代社長・静嘉堂初代理事長・岩﨑小彌太との関係にもふれ、幕末明治の多才な二人と、彼らを支えた人々の、古物(文化財)への情熱に思いを馳せる機会となれば幸いです。

Event Information

展覧会名
画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎
—「地獄極楽めぐり図」からリアル武四郎涅槃図まで
開催期間
2024年4月13日~6月9日 終了しました
開館時間
10:00~17:00
※金曜日は~18:00(変更の場合がありますので、公式HPをご確認ください)
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日 (祝日の場合は開館し翌火曜日休館)
入館料

一般1,500円、大高生1,000円、中学生以下無料、障がい者手帳提示の方700円(同伴者1名無料)

公式サイト
https://www.seikado.or.jp/
お問い合わせ

050-5541-8600 (ハローダイヤル)