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ゲルハルト・リヒター展
ドイツが生んだ現代アートの巨匠ゲルハルト・リヒター(1932-)。
本展は、1960年代に本格的に活動を開始して以来、世界のアートシーンの最前線を走り続けてきたリヒター待望の大規模個展として、日本の美術館では16年ぶり、東京の美術館では初めての開催となります。
リヒターは、人がものを見て認識する原理に一貫して取り組み、具象絵画、抽象絵画、写真(やその上に描いた作品)、ガラスや鏡を用いた作品、映像作品など、多岐にわたる表現方法で制作を続けてきました。本展は画家が90歳を迎えた2022年に、自ら愛蔵してきた作品群を中心に、60年にわたる画業を紐解きます。
とりわけ注目すべきは、日本初公開の大作、《ビルケナウ》(2014年)。第二次世界大戦時、ユダヤ人強制収容所でひそかに撮られた写真のイメージを出発点として描かれた、幅2メートル×高さ2.6メートルの作品4点で構成される巨大な抽象画です。
リヒターの心をずっと捉え続けながら、直接的にはなかなか取り組むことのできなかった「ホロコースト」という積年の関心事を主題に、2014年、ついにリヒターはこの大作を完成させました。この近年の重要作品と目されている作品が、これらとしばしば組み合わせて展示される鏡、絵画と同寸法の写真作品とともに、この度日本で初めて公開されます。
※展示作品、会期等については、今後の諸事情により変更する場合があります。最新情報は展覧会公式サイト等でご確認ください。
Event Information
- 展覧会名
- ゲルハルト・リヒター展
- 開催期間
- 2022年6月7日~10月2日 終了しました
- 開館時間
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10:00~17:00
(金・土曜は10:00-20:00)
※入館は閉館30分前まで
※ただし、9月25日~10月1日は休館日を除く全日程20:00まで開館
- 休館日
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月曜日 (ただし7月18日、9月19日、9月26日は開館)
7月19日, 9月27日
※9月20日は敬老の日の振替休館の予定でしたが、開館します。
- 入館料
一般 2,200円、大学生 1,200円、高校生 700円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料。
※本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMAT コレクション」もご覧いただけます。
※東京国立近代美術館(当日券)、オンライン(日時指定券)にて販売。詳細は後日、展覧会公式サイトにて発表予定です。そちらをご確認ください。
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