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街に写真館があったころ ~常盤台写真場と昭和モダン~
関東大震災からの復興が進み、街に華やかさが戻った昭和初期は、モダンなライフスタイルが生まれました。園内西ゾーンにある常盤台写真場は、この華やかな時期が終りに近づきつつある1937年(昭和12)に東武鉄道株式会社が東上線沿いに開発した常盤台住宅地に建てられました。
明治・大正期にはまだまだカメラが一般に普及しておらず、常盤台写真場が建った昭和初期でも写真は写真館で撮影する格別なものでした。写真師がそれぞれ腕を競い合って撮影した写真は、家の記録として大切に残されていました。
時代が下り、コンパクトカメラの登場により写真が身近なものになると、写真館の存在は変化し、家族の記念日などの撮影や、学校行事の撮影などを行うようになっていきます。さらに現代においてはカメラ付き携帯からスマートフォンへと、写真は誰にでも手軽に写せるツールに変化している反面、デジタル化が進むことで、画像の保管などが課題となっています。
本展示では明治から現在にかけて街の写真館が果たした役割をたどります。また、デジタルカメラが一般に普及して30年以上が経っていますが、改めて写真の在り方についても考えます。
Event Information
- 展覧会名
- 街に写真館があったころ ~常盤台写真場と昭和モダン~
- 開催期間
- 2024年7月27日~9月23日 終了しました
- 開館時間
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09:30~17:30
(入園は17:00まで)
- 休館日
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月曜日 ※月曜日が祝休日の場合はその翌日
- 入館料
一般400円、65歳以上の方200円、大学生(専修・各種含む)320円、高校・中学生(都外)200円
※中学生(都内在住または在学)・小学生・未就学児童は無料です。
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