これから開催

中国陶磁展 うわぐすりの1500年

三彩鳳首瓶 唐時代 松岡美術館蔵

三彩華文盤 唐時代 松岡美術館蔵

うわぐすり、すなわち釉薬は陶磁器表面を覆うガラス質の膜であり、陶磁器ならではの要素です。古来人々は釉薬に実用性だけではなく、その性質や施し方によって様々に変化する美しさを求めました。長きにわたり続けられたこの追求は中国陶磁の世界に大きな発展をもたらします。鮮やかな色彩を大胆に使用した三彩、洗練された佇まいを持つ青磁、紫紅色が幻想的に浮かび上がる澱青釉など、全く異なる趣を持ったものが生まれました。

本展では、後漢から明までのおよそ1500年間における、緑釉、三彩、青磁、澱青釉など釉薬の美が詰まった約50点を展示いたします。釉薬をかけ焼成することで生まれる、豊かな表現と唯一無二の色彩をお楽しみください。

Event Information

展覧会名
中国陶磁展 うわぐすりの1500年
開催期間
2024年10月29日~2025年2月9日
開館時間
10:00~17:00
(最終入館時間 16:30)
※毎月第1金曜日 10:00~19:00(最終入館時間 18:30)
休館日
月曜日 (祝日の場合は翌平日)
年末年始:2024年12月28日~2025年1月6日
入館料

一般 1,400円
25歳以下 700円
高校生以下 無料
障がい者手帳をお持ちの方と介助者1名まで半額

公式サイト
https://www.matsuoka-museum.jp/
お問い合わせ

03-5449-0251

Venue Information

会場
松岡美術館
同時開催・通年企画

■同時開催「伝統芸能の世界 ―能楽・歌舞伎・文楽―」

■通年企画「古代エジプトの美術 平穏と幸せへの願い」
厳しい自然環境、病気や戦争といった様々な試練をうけながらも古代エジプト人は、多くの神をよりどころとして日々の暮らしの安寧を求め、来世での復活を願いました。冥界の神オシリス、猫の頭を持つバステト女神など人々の心を支えた神々の小像を展示します。