これから開催

太田フォトスケッチvol.6 ささやかな話、確かなこと

土屋貴哉
《unnamed(固有名詞を持たぬ者たち)》2020年
インスタレーション、カッティングシート
「ちくごアートファーム計画2020 旅と恋愛」
(九州芸文館、2020年)撮影:長野聡史

土屋貴哉《I remember you.》2020年
メディアインスタレーション
「ちくごアートファーム計画2020 旅と恋愛」
(九州芸文館、2020年)撮影:長野聡史

土屋貴哉《twelve bells》2016年
映像作品(12分19秒)

太田フォトスケッチは、「カメラを通し、太田のまちを新たな視点で再発見する」ことを目的に、これまで様々なテーマを設定し、公募で集められた市民による写真と、ゲスト写真家が太田で撮影した写真をともに展示することで、複数の視点から太田の魅力を見つめ直す展覧会として実施してきました。

第6回となる本展では、新たな試みとして、写真家ではなく現代美術家の土屋貴哉を迎え、心理学者の村久保雅孝とともにワークショップ「あなたの話を聴かせてください」を実施し、その参加者によって生み出された写真と言葉で展覧会を構成します。あわせて、土屋貴哉の過去作品も展示します。

6月の2日間のワークショップで、参加者たちは、「他人にはまったく意味を持たないかもしれない、けれどあなたにとっては切実な意味を持つ何か(以下「それ」)」という土屋が考案したテーマに取り組み、自身の中の「それ」を手繰り寄せ、各自で写真と言葉による作品を作り出しました。

人が「あれは確か……」と記憶をまさぐり語るとき、その話には、はっきりと言い切れない曖昧な部分がある一方で、間違いなくそうであったという感覚もあるものです。そうした私的なリアリティに基づいた表現が、総体となって太田の人の営みを描き出す展覧会として立ち上がるとき、「それ」らが新たな意味を誰かに投げかけるかもしれません。

Event Information

展覧会名
太田フォトスケッチvol.6 ささやかな話、確かなこと
開催期間
2024年12月1日~2025年1月26日
開館時間
10:00~18:00
(展示室への入場は17:30まで)
休館日
月曜日
(ただし1月13日は祝日のため開館し、翌火曜日が休館)、12月24日、12月29日~1月3日
入館料

300円(200円)
※( )内は20名以上の団体および太田市美術館・図書館カード、ふらっと両毛東武フリーパスをお持ちの方。高校生以下および65歳以上、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方とその付添人1人は無料。おおた家庭の日(12月1日(日)、1月5日(日))は中学生以下の子ども同伴のご家族無料。

公式サイト
https://www.artmuseumlibraryota.jp/
お問い合わせ

0276-55-3036

Venue Information

会場
太田市美術館・図書館
主催
太田市、一般財団法人太田市文化スポーツ振興財団