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怪力の魅力

『和漢絵本魁』より「樊噲鉄門を破」 北斎館所蔵

『絵本漢楚軍談』初輯巻之三より「黒龍馬と化して里人を脳す」 北斎館所蔵

『北斎漫画』九編より「近江国貝津ノ里傀儡女金子カ力量」 北斎館所蔵

『新編水滸画伝』巻之二十一より「武松景陽岡上に大虎を撃」 北斎館所蔵

生涯で何度も名前を変えた北斎が「葛飾北斎」の名前を用い始めた40代後半、主に活躍していたのが読本挿絵の分野です。

様々な怪力の人物は古今東西の物語に登場しますが、江戸の読本の世界でも力持ち達が驚くべき怪力を発揮して物語を力強く彩りました。
北斎は、登場人物たちの怪力を挿絵の中で迫力満点に描いています。

また、70代後半の北斎は、『和漢絵本魁』やその続編『絵本武蔵鐙』など武者絵の絵手本を出版します。
それらの中で北斎は「すべて勢ひを画んには風流古雅をはぶき俗意にして画く」と迫力ある人物の描き方について自身の画法を説明しています。

本展では、北斎の版本作品を中心にこういった怪力の表現に注目します。

Event Information

展覧会名
怪力の魅力
開催期間
2024年11月16日~2025年1月19日
開館時間
09:00~17:00
※入館は閉館30分前まで
※1月1日は時間短縮開館 10:00~15:00まで
休館日
12月31日
入館料

大人1,000円、高校生500円、小中学生300円、小学生未満 無料

公式サイト
https://hokusai-kan.com/
お問い合わせ

026-247-5206

Venue Information