これから開催
令和7年度初夏展
肥後熊本の絶景―「領内名勝図巻」を旅する―(仮)
「領内名勝図巻(りょうないめいしょうずかん)」(熊本県指定重要文化財)は、熊本藩のお抱え絵師・矢野良勝(やのよしかつ、1760~1821)と衛藤良行(えとうよしゆき、1761~1823)が、おもに熊本領内の滝や名所、川沿いの風景などの絶景を全15巻にわたって描いた、真景図の先駆的作例とされる画巻です。天地の長さは約60センチ、全巻を広げると計400メートルにも及び、これほどまで長大で迫力に富んだ作品は他に類を見ません。描かせたのは絵画好きとして知られる8代藩主・細川斉茲(なりしげ、1759~1835)。本展では、現存14巻のうちから選りすぐりの巻をとおして、この規格外とも言える本作の迫真の風景描写や、制作背景を紹介します。豊かな水と緑をたたえる熊本の絶景を、旅人になった気分でお楽しみください。
Event Information
- 展覧会名
-
令和7年度初夏展
肥後熊本の絶景―「領内名勝図巻」を旅する―(仮)
- 開催期間
- 2025年4月26日~6月22日
- 開館時間
-
10:00~16:30
(入館は16:00 まで)
- 休館日
-
月曜日 (ただし5/5は開館し、5/7は休館)
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 永青文庫