これから開催

山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展

ローランサン、ユトリロ、モディリアーニ、パスキン、藤田嗣治、キスリング

マリー・ローランサン≪真珠で装うエヴァリン≫1936年、山王美術館

モーリス・ユトリロ≪サン=リュスティック通り(モンマルトル)≫1919年頃、山王美術館

アメデオ・モディリアーニ≪ほくろのある女性≫1906-1907年頃、山王美術館

ジュール・パスキン≪コートのマリネット≫1927年、山王美術館

モイーズ・キスリング≪庭園の裸婦≫1947年、山王美術館

20世紀はじめ、「芸術の都・パリ」には、世界各地から多くの芸術家が集いました。若き芸術家たちは、モンマルトルの「バトー・ラヴォワール(洗濯船)」や、モンパルナスの「ラ・リューシュ(蜂の巣)」といったアトリエ集合住宅に集住し、交流を深めながら制作に励んだのです。
のちに「エコール・ド・パリ」と呼ばれた一群の芸術家たち。その多くは、フランス国外からパリへと渡り、モンパルナスを中心に集まった画家・彫刻家たちでした。ロシアのシャガール、スーティン、イタリアのモディリアーニ、ブルガリアのパスキン、ポーランドのキスリング、日本の藤田嗣治、さらにフランス人画家のユトリロやローランサンらが代表的な画家とされます。彼らは、特定の流派や美術運動のように、明確な芸術理論や主義のもと制作にあたったわけではありません。しかしながら、フォーヴィスムやキュビスムをはじめとする新たな芸術様式や理論に刺激をうけ、ときにはアフリカをはじめとする原始美術をも着想源としつつ、それぞれが母国の伝統や民族性に根ざした独自の表現を探究していきました。1920年代に最盛期をむかえ、第二次世界大戦により実質的な終焉を迎えますが、エコール・ド・パリの画家たちにより、多様かつ豊かな芸術がパリに花開いたのです。

本展では、山王美術館コレクションの中より、ローランサン、ユトリロ、モディリアーニ、パスキン、藤田嗣治、キスリングらの作品を展示します。

Event Information

展覧会名
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展
ローランサン、ユトリロ、モディリアーニ、パスキン、藤田嗣治、キスリング
開催期間
2025年3月1日~7月31日
開館時間
10:00~17:00
(最終入館時間 16:30)
休館日
火曜日, 水曜日 (ただし、4月29日、5月6日は開館)
入館料

一般 1,300円/大学・高校生 800円
中学生以下 500円(保護者同伴に限り2名まで無料)

公式サイト
https://www.hotelmonterey.co.jp/sannomuseum/exhibition/202503.html
お問い合わせ

06-6942-1117

Venue Information