これから開催
橋口五葉のデザインの世界
書籍の装幀や新板画の先駆者として知られる橋口五葉(1881-1921)が亡くなり、100年が経過しました。当初は上京して橋本雅邦に日本画を学び、次いで遠縁の黒田清輝の勧めで白馬会研究所に移り、油彩画の修業に励みます。やがて東京美術学校に進学すると、在学中に兄・貢の紹介で、夏目漱石の知遇を受け、雑誌「ホトトギス」の表紙絵を手はじめに漱石の出世作「吾輩ハ猫デアル」の表紙絵や挿絵・装幀を担当し、一躍脚光を浴びることになり、その後も「三四郎」や「門」などの傑作を多数手がけ、書籍の装幀・挿絵という新たなジャンルを切り開きました。
また、錦絵研究にも取り組み、様々な研究論文を発表するだけでなく、自ら彫師や摺師を監督して江戸期の浮世絵を復刻しました。さらに「浴場の女」(渡辺版画)を刊行して新版画運動の旗手となりました。
本展では、初期の絵画をはじめ、書籍の装幀や挿絵、素描や木版画、さらに復刻された浮世絵などを一堂に展示し、漱石との深い親交にも焦点を当てながら、洒脱なデザイン世界を中心に五葉の多岐にわたる創作活動を紹介します。
会期中、一部の作品の展示替えを行います。
Event Information
- 展覧会名
- 橋口五葉のデザインの世界
- 開催期間
- 2025年7月23日~8月31日
- 開館時間
-
10:00~17:00
(入場は16:30まで)
- 休館日
-
月曜日 (ただし8月11日(祝)は開館)、8月12日(火)
- 入館料
一般=1,000円(800円)/高大生=600円(480円)/中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。
※市内在住・在学の高校生、市内在住の65歳以上の方、各種障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名は無料。受付に証明証をご提示ください。
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 碧南市藤井達吉現代美術館
- 主催
- 足利市立美術館、府中市美術館、碧南市藤井達吉現代美術館、久留米市美術館
- 巡回情報
・足利市立美術館
会期:2025年4月5日~5月18日・府中市美術館
会期:5月25日~7月13日・久留米市美術館
会期:9月13日~10月26日
Ticket Present
本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2025年7月27日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。