これから開催

日本の版画1200年―受けとめ、交わり、生まれ出る

王概(編)『芥子園画伝』(和刻) 宝暦3年(1753) 木版多色摺

葛飾北斎「冨嶽三十六景 遠江山中」天保2年(1831)頃 横大判錦絵[後期

小早川清《近代時世粧 瞳》1930年 木版

川瀬巴水《霧之朝(四谷見附)》1932年 木版

靉嘔《レインボー北斎 ポジションA》1970年 スクリーンプリント

版画が織り成した文化交流の物語とは―

「日本らしさ」とは、何を指すのでしょうか。
たとえば日本が世界に誇る浮世絵は、実は中国や西洋の表現手法を取り入れつつ百花繚乱の世界を開かせました。歴史を紐解いていくと、「日本らしさ」の奥には多様な文化的背景をもつ作品や人との交わりを見つけることができるのです。

本展では、日本現存最古の印刷物である無垢浄光大陀羅尼経むくじょうこうだいだらにきょうから、仏教版画、絵手本や画譜、浮世絵、創作版画、新版画、戦後版画、現代版画へと連なる約240点を町田市立国際版画美術館の収蔵品から厳選して紹介。特に他の東アジアの国々とのつながりにも注目し、文化交流の視点で日本の版画1200年の歴史を辿ります。

私たちが「伝統」、そして「芸術」として考える版画はどのように生まれ、どこへ向かうのでしょうか。この春、「日本の版画」1200年の旅に出かけませんか。

*5月8日から後期展示

Event Information

展覧会名
日本の版画1200年―受けとめ、交わり、生まれ出る
開催期間
2025年3月20日~6月15日
開館時間
10:00~17:00
※土・日・祝日:10:00~17:30
※入場は閉館30分前まで
休館日
月曜日 ※5月5日、6日は開館し、7日は休館
入館料

一般 800(600)円 大・高生 400(300)円 中学生以下は無料
※( )は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)または精神障がい者福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は半額
※初日3月20日は入場無料
※開館記念日4月19日は入場無料
※会期中の第4水曜日のシルバーデー(3月26日、4月23日、5月28日)は65歳以上の方の入場無料
※リピーター割引、ウェブクーポン割引ほか各種割引を実施(※詳細は町田市立国際版画美術館Webサイトに掲載予定)

公式サイト
https://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2025-564
お問い合わせ

042-726-2771

Venue Information

会場
町田市立国際版画美術館
主催
町田市立国際版画美術館