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大広重展 ―東海道五拾三次と雪月花 叙情の世界―
歌川広重(1797-1858)は江戸時代後期に活躍した浮世絵師です。火消同心の家に生まれながら歌川豊広に入門し、役者絵・武者絵・美人画などの錦絵のほか、合巻小説の表紙絵・挿絵、摺物を手がけました。空や海の青色の表現を広げる、舶来化学染料のベロ藍を使って「東都名所」や「東海道五拾三次」を次々と発表。浮世絵の世界では美人画と役者絵が主流のなかで、名所絵をひとつの人気ジャンルに押し上げました。広重の名声を決定的にしたのが「東海道五拾三次」でした。そこには日本橋から京都三条大橋までの間に設けられた、53の宿場を旅する人たちの姿や、各地で暮らす人々の営み、移りゆく四季折々の自然や風物が詩情豊かに謳いあげられています。
本展覧会は、「東海道五拾三次」や最晩年の傑作であり、印象派の画家たちに影響を与えた「名所江戸百景」などの名所絵に肉筆美人画、戯画なども加えて、歌川広重の叙情の世界を約200点で紹介します。
Event Information
- 展覧会名
- 大広重展 ―東海道五拾三次と雪月花 叙情の世界―
- 開催期間
- 2025年4月12日~6月15日
- 開館時間
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09:30~17:00
※入館は16:30まで
- 休館日
-
月曜日 (祝日の場合は開館)
4月30日, 5月7日
- 入館料
一般/大・高生 800(640)円、中学生以下無料、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介助者1名は無料、( )内は 20名以上の団体料金企画展の観覧料に特集展の観覧料含む。
*「家庭の日」の第3日曜日(4月20日、5月18日)は中学生以下の子どもの同伴者2名まで観覧無料。6月14日(土)、15日(日)
は「県民の日」のため観覧無料。
- お問い合わせ
Venue Information
- 主催
- 栃木市教育委員会、栃木市立美術館