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書藝問道 ブックデザイナー呂敬人の軌跡
本展は、現代中国の多様な造本文化の礎ともなった呂敬人氏の書藝を日本ではじめて大々的に紹介したギンザ・グラフィック・ギャラリー第406回企画展の巡回展です。
中国の豊かな出版文化の歴史を再発見し、新たなブックデザインの道を切り開いたパイオニア、呂敬人(リュ・ジンレン)氏が1989年に初来日し、杉浦康平氏との運命的な出会いを果たした当時、中国ではブックデザイナーという独立した職種がまだ確立されていませんでした。そのような時代に、杉浦デザイン事務所での学びを通して本の内容から全体を構築していく「ブックデザイン(書籍設計)」に開眼した呂敬人氏は、自国の豊かな伝統文化を研究しながら独自の方法論を確立していきました。
会場では、宋代の拓本を原寸大復刻した『朱熹榜書千字文』をはじめ、全長10mの巻物10巻を納めた『絵図五百羅漢詳解』、解説を読みながら実際に囲碁が打てる『忘憂清楽集』など、目を見張る豪華本をダイナミックに展開。お茶や扇子他、中国の豊かな芸術文化、生活にまつわる多彩な書物を、呂氏による丁寧な解説とともにご紹介します。また、手にとって楽しめる作品集や自著なども展示します。中国芸術の核心に迫る精緻なブックデザインの世界をぜひ体感ください。
Event Information
- 展覧会名
- 書藝問道 ブックデザイナー呂敬人の軌跡
- 開催期間
- 2025年4月10日~6月4日
- 開館時間
-
11:00~19:00
※土日祝は11:00〜18:00
- 休館日
-
月曜日
(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館)
- 入館料
無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 京都dddギャラリー
- 主催
- 公益財団法人DNP文化振興財団
- トークイベント
開催日時:4月10日(木)16:00~17:30
開催場所:京都dddギャラリー内
※要予約、定員25名
※詳細はギャラリーホームページよりご確認ください。
- オープニングパーティ
2025年4月10日(木)18:00~19:00(入場自由)