これから開催

浜口陽三銅版画展 ー目をこらすと、ほら

《19と1つのさくらんぼ》 Nineteen Cherries and One 1965年 color mezzotint 23.4×53.8cm

《ツーペアーズ》 Two Pairs 1976年 color mezzotint 3.6×5.6cm

《暗い背景のぶどう》 Grapes in Darkness 1961年 color mezzotint 34.3×29.5cm

目をこらすと、ほら  — そこに広がる静かな世界が見えてきます。

浜口陽三(1909-2000)は、20世紀を代表する銅版画家の1人です。
1950年頃から本格的に銅版画を追求し、カラーメゾチントという新たな技法を開拓しました。その深みのある黒と繊細な色彩は版を刷り重ねることで作られ、絵の中の世界を無限に広げてゆきます。

暗闇のなかに、そっと浮かび上がる果実や昆虫たち。
輪郭はやわらかく、沈黙の中に静かな気配を宿しています。

本展では《暗い背景のぶどう》をはじめ、浜口陽三の銅版画を約50点展示します。

小コーナーでは、近年見つかった小さな現版(ドライポイント)6枚を、再現した刷りと共に初公開します。制作年代不明の、実験的な版です。
メゾチントと違う浜口陽三の一面をご鑑賞ください。

Event Information

展覧会名
浜口陽三銅版画展 ー目をこらすと、ほら
開催期間
2025年4月12日~6月15日
開館時間
11:00~17:00
土日祝は10:00〜(最終入館閉館30分前)
休館日
月曜日 (ただし5月5日は開館)
入館料

大人600円 大学、高校生400円 中学生以下無料

公式サイト
https://www.yamasa.com/musee/
お問い合わせ

03-3665-0251

Venue Information

会場
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
主催
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション