これから開催
浜口陽三銅版画展 ー目をこらすと、ほら
目をこらすと、ほら — そこに広がる静かな世界が見えてきます。
浜口陽三(1909-2000)は、20世紀を代表する銅版画家の1人です。
1950年頃から本格的に銅版画を追求し、カラーメゾチントという新たな技法を開拓しました。その深みのある黒と繊細な色彩は版を刷り重ねることで作られ、絵の中の世界を無限に広げてゆきます。
暗闇のなかに、そっと浮かび上がる果実や昆虫たち。
輪郭はやわらかく、沈黙の中に静かな気配を宿しています。
本展では《暗い背景のぶどう》をはじめ、浜口陽三の銅版画を約50点展示します。
小コーナーでは、近年見つかった小さな現版(ドライポイント)6枚を、再現した刷りと共に初公開します。制作年代不明の、実験的な版です。
メゾチントと違う浜口陽三の一面をご鑑賞ください。
Event Information
- 展覧会名
- 浜口陽三銅版画展 ー目をこらすと、ほら
- 開催期間
- 2025年4月12日~6月15日
- 開館時間
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11:00~17:00
土日祝は10:00〜(最終入館閉館30分前)
- 休館日
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月曜日 (ただし5月5日は開館)
- 入館料
大人600円 大学、高校生400円 中学生以下無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 主催
- ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション