これから開催

建物公開2025 時を紡ぐ館

吉田茂使用の《シガーケース》 大磯町郷土資料館蔵

テオドール・マドセン/デザイン、ロイヤル・コペンハーゲン/製造《ペンギン》1902年頃 東京都庭園美術館蔵

松井写真館《朝香宮邸正面外観》1933年頃

東京都庭園美術館本館 書庫

東京都庭園美術館本館 殿下寝室

東京都庭園美術館の本館は、1933年(昭和8)に朝香宮家の自邸として竣工しました。竣工時からの改変はわずかで、当時の様子を良好な状態で伝えることから、国の重要文化財に指定されています。
1983年(昭和58)に美術館として開館して以来、旧朝香宮邸の建築空間を生かした展覧会を開催してきました。年に一度の建物公開展では、特に素材や技法、意匠など、建築そのものに注目しながら、毎回様々なテーマを設け、当館の建築としての魅力を紹介しています。今回は、旧朝香宮邸における建築空間の「機能の変遷」に着目します。

この建物は現在に至るまで、時代の潮流と共に幾重もの歴史を紡いできました。
朝香宮家が過ごした邸宅としての14年間。
吉田茂元首相が政務の場として活用した7年間。
国の迎賓館として、数々の国賓をもてなした19年間。
民間の催事施設として、多くの人々に開かれた7年間。
そして今、美術館として42年目を迎えるこの建物は、時代ごとにどのような機能や役割を果たし、人々と共生してきたのでしょうか。

本展では、各時代を彩るゆかりの作品や写真・映像資料を通して、建物の記憶を紐解きます。また、建物自体の魅力を存分に楽しめるよう、家具や調度品を用いた再現展示、3階ウインターガーデンの特別公開、さらに窓のカーテンを開け放ち、夏の新緑を望めるように設えます。建築空間や室内意匠にもぜひ注目してみてください。

Event Information

展覧会名
建物公開2025 時を紡ぐ館
開催期間
2025年6月7日~8月24日
開館時間
10:00~18:00
(入館は閉館の30分前まで)
休館日
月曜日 ただし7月21日、8月11日は開館、7月22日、8月12日は休館
入館料

オンラインによるチケット事前予約制を導入しています。チケット予約開始日は決まり次第、公式サイトで発表されます。そちらをご確認ください。

一般 1,000円、大学生 800円、高校生・65歳以上 500円、中学生以下無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料(手帳の提示をお願いします)
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料
※2025年6月25日・7月2日は、フラットデー開催のため美術館正門チケット売り場での販売を行わない場合があります。無料・割引対象者以外はオンラインにて事前にご購入ください。

公式サイト
https://www.teien-art-museum.ne.jp/
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
東京都庭園美術館 本館+新館
主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
展示は撮影OK

ただし、一部制限する場合もあります。以下の諸注意をご確認いただき、撮影をお楽しみください。

・まわりの方へのご配慮をお願いします。
・フラッシュ・レフ板・三脚・自撮り棒・望遠レンズのご使用はご遠慮ください。
・安全確保のため、撮影をお断りするお声掛けをする場合がございます。
・動画の撮影はご遠慮ください。
・撮影機器の落下や展示品に触れてしまう恐れがあるため、展示品の真上からの撮影や身を乗り出しての撮影はご遠慮ください。
・撮影は非営利目的の個人利用に限ります。商業撮影は、事前申請が必要です。
・SNS等での写真の公表にあたって、写り込んだほかの来館者の肖像権に触れる場合があります。当館では責任を負いかねますのでご了承ください。
・ポートレートを目的とした撮影はご遠慮ください。
・その他、作品や建物に危険が及ぶ行為は禁止しています。